周産期医療はチーム医療:カンファレンスを大切にしたい。。。
水曜日はNICUの多職種カンファレンスです。
家族支援も集中治療も皆で課題を共有しながら
より良いチーム医療にするためにできることを話し合っています。
カンファレンスこそ、
オン・ザ・ジョブ・トレーニング、
医療者がお互いに気づきや学びを得て成長していける
大切な時間に思えています。

自分は看護師さん達が廊下に掲示してくれている
上記のポスターの案内を看護師さん達にしました。
録画視聴、是非、倍速にしてもいいからそれぞれに時間があるときに
見てくれて、質問や提案あったら是非伝えてねと話しました。
及川先生と勝又先生はNICUで長く時間を過ごし
ICUでご一生を終えた担当患者さんのことをチームに伝え、
お子さんの頑張りやご家族と交わした言葉などを
NICUのメンバーにシェアしてくれていました。
赤ちゃんの命とご家族の想いに皆で
心寄せる時間でした。
午前中のNICU、保育器の中の赤ちゃん達を皆で
応援しています。具合が悪くなってから対応するのではなく
具合が悪くならないように皆で診療することを目指しています。
お昼で皆が集まれる時間を活用して
臨床倫理コンサルテーションチームに加わってもらっての
ご家族のお子さんへの想いや願いを踏まえて
赤ちゃん達の集中治療と緩和ケアを私たちはどうしていくかを
考えるカンファレンスもありました。
多職種、医師も新生児科・産科・神経内科・児童思春期精神科
と様々な診療科の医師が集まって赤ちゃんの命を皆で考える
時間でした。
午後に出会って嬉しかったのは面会を自粛していたかいと
くんのママさんとの再会でした。このブログに写真を載せて
くれていて会えない時間の辛さが減った感謝と伝えてくださり
気づいてくださり感謝でした。
ママさんの涙ぐむ笑顔を横目に見ていた
かいとくんの表情を可愛く感じました。
かいとくんとママさんの面会の様子に
自分も安堵でした。
NICUのあきらくん。ブログの感想をいつも伝えてくれて
感謝です。
あおばちゃんのママさんとパパさん、コウノドリ2を見返して
自分が画面に出ていたシーンに気づいたと伝えてくれました。
演技についてはもちろん。。。でしたが、気づいてくださり感想を
伝えてくださり嬉しく感じました。
久し振りにクベースに戻られたはなちゃん。
それでも確かに大きくなったなと思えていました。
首がしっかりしてきたなと思えるみさきちゃん
でも、パパさんに甘えている感じが
可愛く思えました。
自分は夜、この日も出張なので去る前に相談して
くれた伊奈先生と共にエコーして看護師さん達や伊奈先生
にエールを送って「タイムアップ」とNICUを離れました。
去り際に通りかかった家族滞在型NICUのカルガモルーム。
1ヶ月以上、ずっとこんなふうに過ごしている
ご家族ですが
ママさんとはなちゃんの夕暮れを2人で感じる
光景がすごく心温かく感じながらNICUをさりました。
前日は
病気を診る、患者を診る、患者家族全体を診る医療を目指したい。。。(東海大学医学部看護学科でNICU命の授業)
東海大への出張でしたが、
この日は
上記の周産期医療センターの合同カンファレンスで
北里大学のある相模原に向かいました。
この日は今、多くの先生方と取り組んでいる
新生児医療のガイドライン作成グループ(JEBNEO)の
オンライン会議があったので車中は音声だけ
聞きながらの旅路でした。
でも、10分近い渋滞もあり、渋滞の時は意見を
伝えられたりして会議に参加していました。
そして、
19時からのカンファレンスに参加。
この日は北里大学で診療を受けた赤ちゃんとご家族についての
発表があり、産科医・助産師・NICU医師・NICU看護師と
それぞれの立場からの発表があり、その診療を追体験
させてもらいました。どの方の発表もわかりやすく
気持ちが伝わる内容でした。
神奈川こどもジュニアレジデントで新生児科医を志して
くれた岩井先生が北里大学で担当した患者さんのことを
しっかりとプレゼンテーションしていて、岩井先生の頑張りや
新生児科医として頑張っている日々が伝わってきて
讃えたい気持ちでした。
そして、横浜市大・東海大・聖マリアンナ医大のそれぞれから
相模原に集った周産期医療スタッフで21時まで様々なことを
語らってきました。
自分が意見を求められて発言したことは
産科医と新生児科医で診療の最初の方から一緒に話すことを
大切に感じていたり、予後不良という言葉は使いたくない。
どんな胎児診断のお子さんも頑張ってお腹の中で大きくなって
いることを讃えたいし、重症なご病気であっても、それぞれに
意味を持って生まれてくる。その子が生まれてくる意味、
その子が生まれてきたときにご家族はどんな診療を受けて
どんなふうに子供と過ごしたいか、お子さんはどんな時間を
送るのが嬉しいと思っているかをご家族と産科医・小児科
に関わるスタッフでイメージしながらそれぞれができることを
考えていたいという気持ちで胎児診断の話をしている気持ちなどでした。
神奈川こどもから参加していた
産科の先生や柴崎先生、勝又先生と
参加して良かったと思える気持ちを交換しながら戻りました。
神奈川県内の周産期医療仲間の皆様と
同じ空間で会えて、話せて、心強く感じ、
そして、自分の場所で自分達も頑張ろうと思えた
参加して良かったと思える会でした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・コメント欄、ニックネームだけでコメント登録可能ですのでブログ記事へのご感想などもお寄せいただければありがたく感じます。
ブログの感想など自分や担当医にお伝えくださればお写真撮影に伺いますので登場してもいいかなと思える入院中の皆様にはお声がけくだされば幸いです。
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コメント欄、ニックネームだけでコメント登録可能ですので
ブログ記事へのご感想などもお寄せいただければありがたく感じます。
ブログの感想など自分や担当医にお伝えくだされば
お写真撮影に伺いますので登場してもいいかなと思える
入院中の皆様にはお声がけくだされば幸いです。
4-6月、65件のNICU指定寄附とメッセージに感謝。。。
で先月のご寄付への感謝を報告していますが
「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。
「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。
こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。1000円からご寄付可能です。
「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。(指定寄付でないと寄付があったことも存じ上げることができないので是非、指定寄付をお願いしたいです)
「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、今はコロナウィルス対応、その先には新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成などに活用させていただく所存です。
(指定寄付でないと寄付があったことも存じ上げることができないので
是非、指定寄付をお願いしたいです)
寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。
今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のためにより良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。
寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。
今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。
下記、こども医療センター新生児科が関わっている書籍などです。
下記、こども医療センター新生児科が関わっている書籍などです。
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Comments 1
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はなの母
かるがもルームのはなちゃんとママさんの写真がとても素敵ですね!こうやってママと赤ちゃんがゆっくり過ごせる、かるがもルームって素敵だなって思いました。パパさんが色々と協力的な姿も想像が浮かびました。ブログ内に素敵なご家族が多くて、入院前後の先生、先生方々の説明がご家族を惹きつけるんだろうなと感じました。同じ時期に娘と同じ名前の赤ちゃんがいることが嬉しいです。
- 2023/09/22 (Fri) 00:21
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