神奈川県会議員さん達のNICU訪問風景

水曜日の横浜にある小児病院の新生児集中治療室(NICU)の本日です。


朝の回診風景です。当院の若者力と思える全国から集ってくれている
30歳代の医師達に川滝先生達50歳代の医師からの経験や知識の伝授の
場だと思います。右端の滋賀から10月から短期研修医の山本先生,昨日,
めでたく誕生日とのことです。

その山本先生がきたばかりのときに担当してくれた一酸化窒素吸入療法
なども必要とした超低出生体重児の男の子がいました。
生まれた当日のブログが以上でした。


山本先生と一緒に担当してくれた斎藤先生と看護師さんが笑顔で
当院のドクターカーに搭乗した本日でしたが,この男の子が
退院間近で,ご自宅の近くのNICUに転院をしていただく本日でした。
斎藤先生と看護師さんが約80分かけて,転院先に搬送に付き添って
くれました。

本当は退院の瞬間まで見守りたいのですが,次に集中治療が必要な
お子さんを収容するためにベットを確保する役目があるのと,
これから地域で育っていくお子さん達を地域で見守ってくれる病院に
も理解と支援をお願いする意味では転院も大切なことと感じるようになりました。

これも私達にとっては嬉しい見送り場面です。


病棟の中では胸水や腹水のため,人工呼吸管理が続いている
KENT君ですが,呼吸器に気をつけながら,本日パパさんに
はじめての抱っこ(カンガルーケア)をしてもらいました。

嬉しそうなママさんの笑顔に反して,緊張気味の
パパさんとKENTくんの男性陣ですね。
素敵な<家族の写真>に感じました。


同じく,早産児で人工呼吸管理を無事に終えられて,一時的に
保育器から出てママさんに抱っこ(カンガルーケア)をしてもらっている
お子さんですね。保育器から出て低体温になるのをママさんのぬくもりで
防ぎながら,母児の時間を過ごしています。担当医の野口先生が語りかけて
いる場面ですね。よかったですね。


1歳を越えたりおちゃんです。一歩一歩退院を目指していますね。
昨晩はパパとママとはじめての院内外泊とのこと。パパさんの
言葉だと夜も起きていたリオちゃんとのことですね。はじめての
親子水入らずの晩に嬉しかったのかもしれませんね。
昼間も看護師さん達にあやされながらすごくご機嫌な表情に
思えました。

私は夕方にかけて,県会議員さんの視察の案内を託されていたので
午後から資料作りをしておりました。こういう機会を大切にしたいと
考えております。

さいとう健夫議員と亀井隆嗣議員のお2人の県会議員さんが
NICUにきてくださいました。ただ,見に来たという感じではなく,
「神奈川県はNICUベットが増床している病院が多いけど,その割に
その増床したベットが十分に活用できているか?に疑問を感じて,
上がってくる報告書の数字で判断するのでなく,各NICUを視察して
回ろうと考えている」とのことでした。

現場で感じる分析や解決策を少し述べさせていただいたのですが,
真摯に耳を傾けてくださり,一緒に考えてくださった2名の議員さん
でした。勇気づけられるご訪問に感じました。

こういうときに医療者の言葉だけでなく,実際にNICUに入院している
ご家族の願いや悩みを聞いていただこうと思いました。


KENTくんご家族


たっくんご家族

などがそれぞれの立場からNICUに思うことや願うことを話してくださった
と思います。

医療は社会の一部だと思うので,地域の中でどう県民を支え,そして,
県民に支えてもらうかを智恵を出しあうきっかけになってくださればと
思える頼りがいのある2名の議員さんに感じました。

約1時間のNICU視察でしたが有意義な時間に感じました。
最後に用意した資料とともに村田選手をはじめとした当院卒業生
ご家族が書いてくださった
を議員さん達に手渡して視察終了の夕方でした。

視察の後は,夕方から400g台の超低出生体重児のお誕生があり,

山本先生と本田先生(広島)を中心にみんなで診療開始の夕方でした。


小さな生命達を若手新生児科医達が大切に大切に診療をはじめてくれました。


点滴の針より細くみえてしまう400g台の早産児達です。
臍の緒に臍静脈カテーテルを挿入してくれた本田先生と斎藤先生の
コンビでした。


心臓や動脈管の状況をエコーを見ながらみんなで確認している
場面です。これから数日がやまばとなる早産児をチームで守って
いけたらと思う晩でした。





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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 4

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おバカなカエル  
No title

こんにちは。
遅くなりましたが、村田選手おめでとうございます。
議員の方もご苦労様です。なによりです。
いつか私もお邪魔できればと思います。

ひーちゃん父  
No title

こんばんは。私の娘もこども医療センターから、地元の病院に転院したときのことを思い出しました。その時に豊島先生より、娘が転院することにより、数少ないNICUのベットを必要とするお子さんに提供してあげてください。と説明されたのを思い出します。
カンガルーケアも懐かしく思いました。初めての時は緊張...せずに一緒に寝てしまったのを思い出しました...
そんな娘も今日でNICU卒業後ちょうど1年が経ちました。これからもフォローアップ外来やリハビリ外来等いろいろお世話になりますがよろしくお願いします。
他の記事で見ましたが夜1時に帰宅し翌日7時には出勤との事、お体に気をつけてがんばってください。

NICUサポートプロジェクト  
No title

ひーちゃん父さん,ご経験を伝え,かつ優しいメッセージを嬉しく思いました。ありがとうございます。あのときの気持を大切に今1日1日を大切にひーちゃんとお過ごしになられることを願っています。今後とも,メッセージ楽しみにしていますね。

NICUサポートプロジェクト  
No title

おバカなカエルさん,メッセージありがとうございます。
いつも,見守ってくださりありがとうございます。