産科医療崩壊と言われた頃のNICUにいた462gと602gの双子の笑顔。。。(新型コロナ禍の成人式の日)

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3連休の最後の日のNICUです。
緊急事態宣言の中ですが、NICUは通常通りに役目を果たそうとしています。
昨年2月から自粛生活をしながらNICUや新生児病棟を守り続けて
くれているスタッフ、そろそろ誰か感染者が出てもおかしくない
気がするのですが、ここまで自粛生活をしながらお互いに労い
合いながらいつも通りに診療してくれている仲間に感謝です。

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自分は最近、ずっと続けている3次元エコーのデータ解析と
まとめをし続けていました。

合間でNICUを見渡すと
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大変多くの患者家族の皆様が家族面会していましたね。
面会制限をなるべくしたくない、治療を受ける赤ちゃん達が
治療を受けるために生まれてきたわけでない、ご家族と一緒に
過ごせる時間も守ってあげたいし、会えない辛さをご家族に
増やしたくないなと思いながら休日のご家族の面会が多く和やかな
雰囲気が少しでも長く続ければと思えていました。


本日は横浜は成人式でした。
自分が研修を終え、横浜にある小児病院のNICUに常勤医として
着任したのが2000年でした。それから20年間、同じNICUで働いてきました。
20年前にNICUで未来を守ろうとしながら担当したお子さん達が
今年、成人式なんだなと想いを馳せていました。
成人式に出席しようと、しまいと
それぞれの20年間、ご家族の20年間をNICUから讃えていたい
気持ちでした。

どんな成人になっているのだろうとNICUから先の未来を
想像して過ごした1日でした。

先週のNICU卒業生フォローアップ外来に来てくれたのは
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中学生になった双子のご兄弟、ふみやくんとふみとくんです。

462gで602gで生まれた2人です。生まれた日のことを
今でも覚えています。


上記の動画のNICUや新生児病棟でみんなで見守った
2人です。


で抱っこしているのはより長期入院していたふみやくんですね。
上記の記事や

にもご家族の手記が掲載されているご家族です。

このブログでも

中学生になっての勉強のこと、友達のこと、部活動のことなどを
それぞれに伝えてくれました。2人ともそれぞれに好きなこと、
得意なことを見つけていることを眩しく感じました。

一方、2人それぞれに苦手なことや悩みもないわけでない。

2人の悩みも聴きながら、
「先生は2人が小さな時から知っているから、2人の悩みを聞いても
よくがんばっているなと思えるよ。頑張りすぎなくてもいいから、
できないと思い込まずにがんばってみようか?
先生は2人の<命の恩人>だから、2人のことをよく知る
から2人で喧嘩せず、仲良く、1人で出来ないことを馬鹿にするのではなく、
助け合って教えあって、1年後に悩みが少しなったと聞けるのを楽しみにしているね」
と伝えたこの日でした。

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「うん」とマスク越しに笑顔の2人に、だんだん大人になっていく、
だからこその悩みに負けないでねと思えていました。

生きていくからこそ、悩みは必ずある。。。
小さく生まれて助かってよかったの先を一緒に考えていたい。

NICU卒業生の子供達が自信を失わず、大人になっていけるような
NICUの集中治療も、NICUフォローアップ外来の支援ももっともっと
考えていきたい、卒業生のお子さんやご家族と一緒により良い
医療を今年も考えていけたらと思えました。


ご意見・ご感想・
下記への寄付応援など大歓迎です。


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「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。

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12月、神奈川県立病院小児医療基金への27件の新生児科指定寄付に感謝。。。 


こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。
1000円からご寄付可能です。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。
(指定寄付でないと寄付があったことも存じ上げることができないので
是非、指定寄付をお願いしたいです)

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、
今はコロナウィルス対応、その先には
新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、
NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、
NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成
などに活用させていただく所存です。

寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。

今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。


下記、こども医療センター新生児科が関わっている書籍などです。


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Posted byNICUサポートプロジェクト

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