10年間、赤ちゃんを育み続けてきた閉鎖型保育器:ヨン様の揺りかご。。。
火曜日午後は今年度、医療安全室から新生児科の非常勤に
異動してくださった臨床工学士の松井さん。
スタッフ向けの勉強会です。
新メンバーも多い今、
保育器のレクチャーをしてくださっていました。
NICUの早産児の赤ちゃんたちにとって、保育器は
低体温予防、感染予防、発達促進も兼ねた重要な救命機器である
ことをスタッフに分かりやすく伝えてくださっていました。
閉鎖型保育器の開発は超早産児の救命率の向上に直結した
ことだと思えます。
生命維持装置としての
保育器の性能をみんなで理解して赤ちゃんを
よりよく守っていけたらと思えます。
講義の最後のメッセージが胸に響きました。
レクチャーの後は理解のセルフチェックテスト。
新メンバーの渡邊・青木先生も学び多かったようで
嬉しく感じていました。
週末のNICU、看護師さん達が見つめているのは
長い間使っている保育器。
もうすぐ10年目の保育器です。皆が心励まされつつ、
使い続けてこられた閉鎖型保育器。
が24時間テレビで寄付してくださった保育器です。
二人の看護師さん、この保育器にいた子供達が
10歳になるなんてと思うと月日の流れを感じたり、この
保育器と授けてくれたヨン様に感謝を改めて感じていました。
10年間でたくさんの子供達がこの<ヨン様の揺りかご>で
育まれていたことを感じます。
この保育器が来た頃のこども医療センターNICUの報道の動画、上記です。
若手スタッフや患者家族の皆様には10年前の同じ場所で起きていたことを
追体験してもらえたらと思えます。
この動画の最後、このままだと5年後、10年後にまた悩んでいる気がする
という気持ちを自分が話して終わった気がします。
ヨン様の揺りかごも感謝ですが、この頃から共に働いている
二人の看護師さんをはじめ、ヨン様の揺りかごを使って
赤ちゃんとご家族に共に向き合ってくれた多くのスタッフにも
感謝を改めて感じていました。この10年間、定着してくれている
NICUや新生児病棟スタッフ、当時の朝ズバで述べていた不安を
自分から払拭してくれていると思えてです。
上記の動画から今のNICU
ヨン様をはじめ、多くの方の共感と応援で
NICUや新生児病棟は変わり続けているこども医療センターだと思います。
いつかぺ・ヨンジュンさんにそのきっかけの1つになってくれたことを
改めて感謝を伝えられたらとも思えます。
ご意見・ご感想・
下記への寄付応援など大歓迎です。
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「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。
こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。
1000円からご寄付可能です。
「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。
「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、
今はコロナウィルス対応、その先には
新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、
NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、
NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成
などに活用させていただく所存です。
寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。
今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。
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