来年の目標はNICU卒業生の学習支援にしたい。。。

スライド01
緊急入院が立て続いている今週、2名のNICU当直は
ほぼ徹夜で診療している状況です。東京から短期研修医で
来てくれた高橋先生、2ヶ月とは思えないチームでの存在感、
神奈川のNICUの夜をしっかり守ってくれて感謝でした。

スライド02
金曜日のNICUです。週末に向けてそれぞれができることを
しています。林先生と斎藤先生が呼吸機能検査をしながら
人工呼吸器設定を変更してくれています。

スライド10
新生児病棟、看護師さん一人で赤ちゃん7-9名を担当しています。
本来、新生児病棟は赤ちゃんの看護は看護師さん、育児はご家族で
協力して赤ちゃんを見守る場所だと思えていますが、面会制限の中、
新生児病棟の看護師さん達が看護と育児を全てのお子さん達にしている時間も
多いですね。労いに行ったら、
看護師さん、そのことを大変とは一言も言わず、
笑顔で「赤ちゃん達がママさん達と一緒にいられなくて申し訳ない」
という言葉に、新生児病棟も優しくて心強い看護師さん達が
多いことを改めて感動でした。

スライド1
月末の金曜日は

スライド30
を一緒に取り組んでくれた保健士さん、理学療法士、
作業療法士、臨床心理士、言語聴覚士、医師、看護師で
月1回集合してのNICU卒業生のフォローアップの
カンファレンスです。
スライド04
来年のこのカンファレンスの目標は
「NICU卒業生の学習支援にしたい」と宣言させてもらった
自分です。本日も予定を大幅に超過して1時間30分間、
小学校に入ったNICU卒業生の現状や自分たちができる学習支援などを
多職種で相談していました。

学校の先生と連携しながら、医学的に学習支援で何ができるのか?
をわからないなりにみんなで相談しあっていました。
スライド36
NICUで命を救うで止まらず、救った命が加わるご家族と
共に命をよりよく応援するチームになれたらと思えています。

スライド05
まだまだわからないことが多いのですが、それでも
NICU、新生児病棟、フォローアップ外来で長期的な視野で
子供達の応援を方法を考えていけたらと思えています。

スライド07
このカンファレンスの後は外来の入館受付を今週もさせていただきました。

スライド06
自分は入館するご家族に上記の一人一人ができることを入り口で
お伝えすることが大切かなと思えて、この紙を手渡したりしていました。

スライド11
外来の入館受付の後は、SkypeでNICU空間環境などに関する
共同研究のSkype会議。忙しい中でも粛々とより良いNICU環境を
考える続けている斎藤先生を尊敬でした。

スライド14
外来を終えてNICUや新生児病棟に戻ると
大変忙しい1日でしたね。

スライド16
新生児科医、のみならず産科、
麻酔科、外科、小児循環器科、脳神経外科に関わる
多職種のスタッフが入れ替わり立ち代り来てくれていた
本日でした。

スライド20
日々できることをしていけたらと思えます。

スライド13
午後は面会制限の時間を大切にご家族がNICUに
来てくださっていましたね。子供達は嬉ししそうですね。
スライド15
ママさん、看護師さん、勝又先生に見守られてお風呂の
ゆめちゃん、カメラ目線がかわいらしく感じました。

スライド12
ママさんとパパさんで別々の時間帯できて
寂しい時間を減らしているのかなとも思えるあさひくん。

スライド19
夜はパパさんに抱っこされて気持ち良さそうでしたね。

スライド08
いつまでたってもNICUにマスクは公にはこず、金庫に残り
6枚をしまっていた今週初め。どうなっているのだろうと思っていたら
患者家族の皆様からお裾分けの寄付などが届きました。
スライド09
マスクを金庫に入れたりしなくて済むようになったのは
嬉しいことだし、患者家族の皆様からの応援を有り難く感じました。

スライド17
小児循環器科の先生に、かってないほどの忙しさではないですか
と言われる状況ですが、看護師さん達がイライラせず、

スライド18
穏やかに
目の前の赤ちゃんにできることを考えあってくれている様子を
心強く感じました。

スライド21
夜に突入しましたがそれぞれをねぎらいたい1日でした。

スライド22
夜、3次元エコーで重症な赤ちゃん達の心臓機能を
自分なりに評価していたら、手伝ってくれたジュニアレジデントの
黒江先生。手伝ってくれたお礼に、3次元エコーのコツを
伝えていた夜でした。自分がいない未来に生きるであろう
黒江先生に今、伝えられることを伝えられる喜びを感じました。

スライド23
21時30分のNICU、本日も入院の相談をしている
当直助っ人に来てくれている研修医OBの野口先生と西田先生。

日々、みんなで交代交代、夜を守っている、この街で
生まれる赤ちゃん達の命に向き合えたらと思っています。

今週もそれぞれにお疲れ様でした。

ご意見ご感想、下記への応援などよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、
新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、
NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、
NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成
などに活用させていただく所存です。

寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。
今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。

下記のブログランキング、
2つの応援クリックも
よろしくお願いします。
 
  → にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ→



下記、こども医療センター新生児科が関わっている書籍などです。

関連記事
Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 4

There are no comments yet.
さいとうよしえ  
医療と教育の連携

 医療と教育の連携には大いに期待をしたいですし、意識を持った医療者の方からの発信は、保護者としてとても心強い事です。
 重症仮死児で産まれた私の末息子は、様々な事情から、医療型の入所施設におります。同じ建物に県立の肢体不自由児特別支援学校があります。
学校の先生と、施設の職員の方との連携が
取れる恵まれた環境です。
 しかし小学五年生になる前から、24時間人工呼吸器が必要となり、同じ建物内であっても、登校の際には施設の看護師さんに付き添いをお願いしなければなりません。そのため、学齢が上がるほど、体調に問題なくとも、喉頭気管分離手術を受けて、座位での授業参加が可能になったにも関わらず、病棟のベッドでの授業が中心になるという矛盾が生じてしまっています。
 私達は末息子に、医療側から、「生活の質の向上」を目的とした提案で、いくつかの外科手術を受けさせてきました。私達は末息子の成長を期待し、末息子もそれを確実に叶えてくれています。
しかし、教育側では、外科手術を受けて、「医療的なケアが必要になった子」は「慎重に」対応しなければならない子という捉え方をしているのです。
確かに細やかな配慮を必要としている容態ではあります。けれど、以前の人工鼻だけで過ごしていた頃よりも、今の人工呼吸器を用いている状態の方が、ずっと楽に呼吸が出来て穏やかに過ごせるようになったと、見ていて感じていますし、安心感があります。
 こういった事を学校に伝えても、医療の素人の言葉だけでは、教育現場を変える事はできません。
 授業時の末息子との関わり方に関して、理学療法士さんにお願いして、身体の扱い方についてのレクチャーを、教室でしていただいた事が何度もあります。末息子が意欲的に学習に取り組み、先生との信頼関係を築く事ができたのは、医療側からのこういった
アプローチがあったからだとも思っています。
 医療から教育への働きかけで、お子さんの可能性は必ず大きく拡がると思います。
 

 

  • 2020/03/14 (Sat) 02:46
  • REPLY
no name  

日々ご多忙の中、心配されていたマスクが危機状態を脱してよかったです。春休み中の外来に持って行けたらと思っていました。
患者さんのご家族や周りのご支援してくださる方のご好意が、映画の『Payfoward』やSuspended coffee(保留のコーヒー☕)を思わせるような、受けた恩を未来の誰かの為に回すという精神に溢れていて、ココロが温まり、癒やされます。

  • 2020/03/14 (Sat) 23:18
  • REPLY
NICUサポートプロジェクト
豊島  
To さいとうよしえさん

>さいとうよしえさん、メッセージありがとうございます。医療の変化と共に学校に通うお子さんの状況も変わっていく、この部分を医療の教育現場に伝えていく必要があるのかなと思えています。医療で救われた命を支える教育と感じることがあります。教育を支える医療も必要にも思えています。今後とも、救った命の支え方と医療と教育で考えていけたらと思えています。メッセージ、参考になりましたし、心寄せていたいと思えました。ありがとうございました。

  • 2020/03/21 (Sat) 21:42
  • REPLY
NICUサポートプロジェクト
豊島  
To no nameさん

To no nameさん、マスクは感染予防効果はほとんどないし、今は風邪気味な人は自宅静養を徹底だと、マスクが必要なのは花粉症?、回復期?、家族の感染後で念のため?など限られた必要性なのですが、それでも、買いに行く暇も惜しんで働いているスタッフがマスクなど全くなく電車で通勤していたり、病院でマスクを金庫に入れて仕事でも使うのを慎重にしていることに大いなるジレンマを感じていました。「受けた恩を未来の誰かの為に回すという精神に溢れていて、ココロが温まり、癒やされます。」という言葉に、すごく共感です。こども医療センターにはどこからもマスクな届かない今、患者家族や在宅医療をしているご家族の備蓄を分けていただけることに感謝しています。コロナ対応で取材もお断りとしたり、取材陣も病院にいかないようにというお達しがある取材者も少なからずいるようで病院の中のことを伝え続ける大切さを感じています。見守ってくださりありがとうございます。感謝です。

  • 2020/03/21 (Sat) 21:49
  • REPLY