想いを伝えてくださる電話に。。。

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NICUの朝の回診、新しい週の始まりです。
回診の後、江原先生が
からご連絡があったと教えてくれました。


江原先生がNICU・新生児病棟で担当していた
こはるちゃんが天に還られたことのご連絡をいただいたという事でした。

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NICU・新生児病棟入院中から訪問くださり
ご家族の在宅生活をご自宅で最後の瞬間まで、心寄せて
応援してくださったと思える
せや在宅クリニックの皆様からの
ご連絡に感謝でした。


江原先生の言葉に自分は
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再会の笑顔に感動。。。

に来てくれた時のお子さんの穏やかな寝顔、
ママさんやパパさんのお家に帰ってからの日々の
ご報告の笑顔を思い出しながら、
こはるちゃんのご冥福を願いながら、
ママさんとパパさんの悲しみに心寄せたいと思える
午前中でした。


午後、
ママさんとパパさんからのお電話でした。

前回の外来から今日までのこと
この1週間のこと、
この週末のこと、昨晩の事をママさんにお伝えいただきました。
泣き笑いの表情を思い浮かべながら、こういう日が来る事も
想像しながら、その日が来るまでご家族で1日1日大切に過ごして
いた気持ちが伝わって来る気がいました。

「今思えば、この1週間、眠っていることが多かった、
体温が少し低めだった」
という言葉。

「後から振り返ると気づけることはあるけど、
きっと、何かをすれば、何かをしなければ、
という状況でもなかった気がする事をお伝えしました」

「この週末、家族でお食い初めをできて、
こはるちゃんもお兄ちゃんも嬉しそうだった。
自分たちも楽しかった」というママさんの言葉。

「今だからこそ、お家に帰ってよかった。一緒にいるときに
最期まで過ごせてよかったと思える。
多くの人達の応援してもらって
感謝です。いい時間がたくさんあったと思える」
というパパさんの言葉。

ママさんとパパさんが
スライド1
フォローアップ外来で普通の子育てが出来て大変だけど
幸せなことと話していた笑顔を思い出しながら
胸が熱くなりました。

こども医療センターの様々な部署、職種、
せや在宅クリニックの皆様、NICU先輩家族の皆様
とママさんやパパさんの言葉をシェアしたいなと思えていました。

「突然のお別れのご連絡」は私たち、医療者にとっても
大きな喪失感があります。天に還った事を悲しむ気持ち、
ご家族の想いに心寄せたい気持ち、
これからも応援していたい気持ち、そういう事を
伝えられて自分も心救われる気がしました。

火葬場でお骨などが全て燃えないように
残したいなら朝一番の順番をお願いするか?
火力を弱くしてほしいという部分を一緒に伝えられたら、
母乳分泌をどうしていくかなどをこの状況の中で
ご家族に伝えられることもお話しさせてもらいました。


自分たちのところに挨拶は不要だけど、
波のように来るかもしれない悲しみ、お子さんの
事を話したくなったら、いつでもこども医療センターに
来てくださればとお伝えしました。

そして、そうでなくても、年に1度の
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神奈川県立こども医療センター慰霊式 2019

のこともパパさんにお伝えしました。病院でお亡くなりになった

訳ではないけど、自分たちにとっては同じ想いなので近くなったら
お知らせを郵送してもらいますとお伝えしました。

「また、お会いする日を楽しみにしています。
NICUからこはるちゃんのことを踏まえてこれからも
生きていくご家族を応援していたいと思います」
とお伝えして終わった電話でした。

パパさんの電話のことを江原先生や胎児心エコーから
心臓病の内科管理を一緒にしてくれている循環器科の金先生に
お伝えした自分でした。

関わった看護師さん達にこはるちゃんのこと、
伝えてねと江原先生に話したら、看護師さんの名前をたくさんあげて、
こはるちゃんに関わった看護師さん達にすでに伝えている
という言葉。こはるちゃんを担当していた看護師さん達を
しっかり覚えている江原先生、その看護師さん達に
外来の患者ご家族のことをシェアしようと自然にしている
江原先生、「一人で診ている訳出ないので。。。」という
泣き笑いの笑顔に、江原先生の優しさを素敵に感じました。

こはるちゃんのNICU・新生児病棟・在宅医療の日々を
しっかり担当していた江原先生の日々も讃えたいと思えました。

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「こはるちゃんの担当して感じたこと、気づいたことを
忘れずにいてほしい。そして、今日の日の想いを忘れずに
新生児科の研修を積み重ねてね」
と伝えた自分でした。

新生児科専門研修中の江原先生、
これからも赤ちゃんの死という悲しい経験を積み重ねて
いくかもしれない。辛くなること、辞めたくなることも
あるかしれない。。。

だけど、赤ちゃん達の死に慣れて欲しくないし、
死を考えないようになって欲しくないし、
悲しみが積もるにも負けて欲しくないし、
悲しみだけでない、何かがあることに気づいて
NICUで赤ちゃんとご家族のために働いていて欲しいなと
思えていました。

そういうことを伝えてもくれた
こはるちゃんご家族の日々に思えました。

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ご意見ご感想、下記への応援などよろしくお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、
新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、
NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、
NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成
などに活用させていただく所存です。

寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。
今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 2

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つむぎファミリー  

こはるちゃんの記事を拝見して、こはるちゃんのご家族が今どんな気持ちでいるんだろうと思うと涙が溢れてきます。

ブログでこはるちゃんの記事も何度も見ていて、かわいいなぁいい表情だなぁとつむぎと重ね合わせていました。

私たちも娘を見送ったばかりですが、こはるちゃんご家族にどんな言葉をかけられるのかわかりません。もしかしたら同じ時期にNICUにいたのかな?と思いながら実際にお会いしたことのないこはるちゃん、天国でつむぎとお友達になってくれてたらうれしいなと勝手に思っています。
まだ気持ちも身体も落ち着かれていない時期かと思いますが、以前に瀬名くんのお母さんも書かれていたとおり、私たちもブログのコメントに何度も心救われました。
そんなこともあり拙くもメッセージを入れさせていただきました。

  • 2020/03/03 (Tue) 21:46
  • REPLY
こはる母  
To つむぎファミリーさん

メッセージありがとうございます。

こはるが亡くなった喪失感やこころの痛みに助けを求めるかのように、昨日このブログをパパと見ていました。
まさかこはるにメッセージが届いてるとは思ってもいなかったので、とても嬉しかったです。
こはるは11/21生まれなのでつむぎちゃんとちょうど1ヶ月違いで、お空に還られたのも1ヶ月違いくらいの時期なんですね。こはるが天国にいっても同期のお友達がいたら寂しくないね、って思えて少し心のキズが癒えました。
つむぎちゃんとこはる、やっぱりお顔も似てて、お会いしたことはないのに他人とは思えない親近感を感じました。
いつか何かの機会にお会いできたらいいですね。

退院後やこどもを亡くした後も、このようなご縁があり、それが心の支えになること、こども医療センターでこはるを生んで良かったと改めて感じました。ありがとうございます。

  • 2020/03/06 (Fri) 03:02
  • REPLY