週間「医学のあゆみ」272巻3号に<周産期医療の質と安全の向上のための研究(INTACT)プロジェクト>の特集が掲載

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の「診療ガイドラインの作成方法と活用方法」に
の特集記事を掲載していただきました。

に当初のことが報道された
から
のガイドライン作成とワークショップによる科学的根拠の活用法について
の取り組みをチームの1人として10年間のまとめをさせて頂きました。


<要旨>
極低出生体重児に関する「根拠に基づく標準的治療の考え方(周産期診療ガイドライン)」の科学的根拠を全国の新生児集中治療室(NICU)の診療質向上に繋げるために「周産期医療質向上プログラム」を作成した。同ガイドラインを作成したチームが、全国の周産期母子医療センター40施設 のNICUを訪問した。診療データベースを用い、ベンチマークした各施設の診療状況・治療成績特性を情報提供し、弱点と分析された診療内容についてガイドライン解説を行った。次に各施設の医療チームが、小グループ討議により改善行動計画を自ら立案するワークショップを開催した。「周産期医療の質と安全の向上のための研究(INTACT)」では参加施設を2群にランダム割付し,「周産期医療質向上プログラム」を受けた介入施設群に入院した極低出生体重児歳時予後が受けていない施設群より改善するかを検討した(クラスターランダム化比較試験)。現在、結果を解析中である。このようなガイドライン作成後の医療チームに対するアプローチが、科学的根拠を踏まえた診療の質向上につながることを期待している。

<おわりに>

 診療ガイドラインは医療の画一化を目指すものではなく、各医療現場の診療を質向上するための情報源に過ぎない。

「周産期医療質向上プログラム」のような医療チームに対するアプローチにより、各施設がガイドラインで示された科学的根拠を踏まえ、自ら行動改善計画を立案・実行し、診療の質向上につながることを期待している。


由緒ある医学雑誌に
<新生児医療の多くの方々と取り組んだプロジェクト>が
掲載されたこと、赤ちゃんたちの医療・医学のあゆみ、
忙しい医療現場だけど頑張っている医療者が多いこと、
が医学界全体に伝わればと願っています。

そして、診療ガイドライン学でも今、話題になっていることへ
新生児医療から提言ができればと思えていました。

医学研究から得られた科学的根拠を集めた診療ガイドラインですが、
「診療ガイドライン通り診療すれば、成績が向上するのかの根拠はない」
「診療ガイドラインをどう活用すればそれぞれの施設の成績を向上できるか」
を医療現場で考える科学的根拠の実装科学について、時間が経って
医学界で注目されている
の取り組みだと思えます。

どの病院の図書館にもある「医学のあゆみ」と思えます。
多くの皆様に改めてご覧頂ければと思えます。


ご意見ご感想などお寄せ下されば幸いです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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