第31回日本Pediatric Interventional Cardiology学会学術集会シンポジウム「胎児期から始まるカテーテル治療戦略」で講演

金曜日の日中は

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横浜にあるNICUで過ごしていました。

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赤ちゃん、ご家族、スタッフ、一緒に過ごしている

NICUを昼から出張。


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夕方、沖縄に着きました。


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空港で沖縄そば・ミミガーを食べて、沖縄を

感じつつ、翌日の講演の準備をしていた夜でした。


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下風先生や稲垣先生に資料作成を手伝ってもらっていたおかげで

なんとか目処がたった夜に沖縄の街で遅めの夕飯を食べました。

ステーキハウスが多く、安価な沖縄ですね。

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店の中も若者で明るく元気でした。

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そして、土曜日。沖縄の空や海の青さを感じつつ、


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第31回日本Pediatric Interventional Cardiology (JPIC) 学会・学術集会

に参加して来ました。


先天性心疾患のカテーテル治療に関する学会です。

今回、会長の沖縄県立こども医療センターの佐藤先生からの

お誘いでシンポジストとして参加させて頂きました。


学会の参加報告を書かせていただきます。

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米国のLeBonheur Children’s HospitalのShyam Sathanandam先生の教育セミナー
「FDA Approval of the Amplatzer PiccoloTM Occluder for Patent
Ductus Arteriosus Closure in Patients ≥700 grams」に参加して来ました。
未熟児動脈管開存症に対して、手術でなくカテーテル治療で閉鎖を
するという治療についての講演を聞いて来ました。

Shyam Sathanandam先生は100名の2kg未満の低出生体重児(最小は700 g)
に手術ではなくピッコロオクルーダーコイルによる動脈管閉鎖をした
経験があるとのことでその経験や研究を聞いて来ました。
施行時期は中央値で日齢23(10-51)ということでちょうど当院が手術する
時期と重なりました。当院は心臓外科に手術を依頼する頃に小児循環器医の
カテーテル治療をしているとのことでした。


そのあとは
シンポジウム3 「経皮的心房中隔欠損閉鎖術遠隔期の心房、心室機能」に参加して来ました。
心房中隔欠損をコイル閉鎖した場合、異物が心房内にあるわけですがそれによる左房機能を手術した場合などと比較しているお話でした。

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左房機能の評価法などを学んできました。
リザーバー機能、導管機能、ブースター機能という3つの左房機能の
評価を新生児医療でも考えていけたらと思えました。


そして、沖縄にきた理由である
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会長の佐藤先生から胎児期から始まるカテーテル治療戦略というシンポジウムで
<新生児科医>としての視点で講演をということで、
「新生児医療の視点から考える新生児期心臓カテーテル治療」という講演を
させていただきつつ、
総合討論に参加して来ました。
 
自分の講演の内容は心臓病のない早産児の医療における
合併症予防の循環管理や未熟児動脈管開存症での
左房容積の測定などの取り組みを伝えつつ、
「心臓病を合併した早産児」についてこの20年間の
様々な診療の成績や取り組んで来たこと、気をつけていること
などをお話しして来ました。

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友滝寛子・利光先生などと取り組んできた
早産児に心臓病が合併した場合の特性や注意すべき部分を話し、
在胎週数が若く、
体重が小さい場合は心臓病が重症でなくても合併症が起きうること、
左房拡大から肺うっ血が呼吸に影響を及ぼすこと、
1500g未満で生まれた場合に全身疾患や他の合併疾患があり、
そういうことをあわせて心臓病の治療をすべきことなどを話してきました。

また、早産児の心臓病の長期予後を改善したいと考えなら、
集中治療とともに家族支援や長期入院の中での循環器科の家族支援
を考えていく必要があることなどを踏まえてお話してきました。

先天性心疾患の
胎児診断・胎児治療・小児のカテーテル治療に取り組む小児循環器医の
先生方に混じって、早産児の救命や救命した先にある発達支援や家族の
生活支援などについて新生児科医として話し合いに参加できたらと
思っていました。

 早産児に心臓病が合わさった時は、早産児単独、心臓病単独
とは異なる病態や経過になるのかなとフォローアップ外来で感じています。

カテーテル治療ができるという医学の進歩を感じつつ、
その医学の進歩をNICUにやってくる未来の赤ちゃんや
ご家族が医療の技術の進歩が苦しい時間や辛い時間になるのではなく、
よりよい未来につながるように活かし方を小児循環器科医や
新生児科医で共に考えていけたらと思えました。

打ち合わせ・シンポジウムの講演・総合討論、その後の
感想や質問などを踏まえて、自分にとっても気づきがたくさんあった、
より良い医療を目指す上で自分たちが取り組むべきこと、
他の施設に伝える意味があることなどを気づかせてもらった気がする
沖縄での学会参加でした。1日だけど参加してよかったと思える
JPIC学会でした。神奈川で留守を守ってくれているメンバーに
報告してシェアできたらと思えました。

学会場で神奈川こども、女子医大循環器小児科で研修をともにした仲間と
沢山再会できて懐かしく心温かくなる時間もありました。


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こども医療センターNICUで新生児医療研修してくれて、

今は小児循環器医として活躍されている

加藤先生や植田先生と会えて懐かしい時間でした。

2人も未来に向かってそれぞれ精進しているのがわかり

それぞれのこれからをNICUから応援していたいと思えていました。


それぞれの場所でそれぞれの役目を皆頑張っているのを感じ、

自分も自分の役目を考えて頑張ろうと思えました。


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夕方の国際通りをぶらぶらしながら、

沖縄の暖かな時間にしばしの休息をいただいた気がしました。


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24時間の滞在で沖縄から横浜の帰路につきました。

 



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 でクレジッカード寄附も1000円から可能です。


こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、
新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、
NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、
NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成
などに活用させていただく所存です。

寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。
今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。

下記、こども医療センター新生児科が関わっている書籍です。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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