トロント小児病院のEdgar Jaeggi先生の神奈川こども訪問と胎児診療の特別勉強会

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Mintzer JP先生の神奈川こどもNICU訪問とINVOS特別勉強会

の報告の中でも少し触れましたが、

Mintzer先生の訪問の1週間前は
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トロント小児病院のEdgar Jaeggi教授の訪問がありました。
小児循環器部門の教授であり、胎児治療の世界的な専門家の
先生です。

近畿大学の稲村昇先生からのご提案で実現しました。

留守を守ってくれたメンバーや参加してくださったメンバーに
感謝しつつの報告記を書き残したいと思います。

NICUをご案内させていただきました。こども医療センターは
NICUにたくさんの心臓病のお子さん達を診療していることに
驚かれつつ、自分達の診療させていただいているお子さん達の
治療を共に考えてくださいました。

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胎児の動脈管の開閉についての基礎研究や臨床の取り組みのこと、
新生児心エコー検査のこと、

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3次元エコーのことなどを直接
お話ししたり相談できて貴重な機会に思えました。

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NICUの後はPICUをご案内して胎児から心臓病を見てくださっている
周産期チームの柱の一人、金先生とJaeggi先生のご経験やお考えを
聞かせてもらいました。

患者さんのことを
相談し合うことが一番、その中から気づきや学びがあるようにも
思えますし、トロント小児病院だったらこうしているということを
NICUやPICUのお子さん達の診療について意見をもらえることは
文化の違いや医療の違い、自分達の現状や今後を考える上で
大切な機会に思えました。


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金先生からこども医療センターで胎児診断・胎児治療などの
診療で悩んだことなどをプレゼンテーションしながら
Jaeggi先生に意見をもらうような時間を30分間もうけた
上で、

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川滝先生企画の講演会となりました。

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院内外から平日の夜に関わらず、産科・新生児科・小児循環器科に
関わる医師が集まっていた会場。村田修一コーチのご寄付もあって
導入できた遠隔配信システムを使って、
神奈川県立こども医療センター新生児科へのご寄付のサポートで
県内外の胎児診断に関わる
皆様への遠隔配信もしながらの講演会としました。

講義の内容は下風先生が以下にまとめてくれています。
こちらもご覧いただければ幸いです。

Jaeggi先生の様々な御疾患の胎児治療のお話は日本との違いに皆が
驚いた気がします。

自分は講演でも話すことはありますが、日本は在胎22週以前の出生前診断に
ついては積極的ではない医療の文化があるかもしれません。

この文化は御疾患がある胎児達がこの世に生まれてくるのを
妨げないしまわないかに配慮しているとも言えますが、
胎児診断のできる時期に胎児診断がつくことも少ないかもしれません。
また、胎児や母体に何か害があるかもしれない胎児治療についても
慎重な国かもしれません。

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Jaeggi先生の話を聞くと在胎の早い時期での胎児診断が
盛んになれば、中絶が増えるかもしれない一方で、
胎児治療などで胎内や生まれた後の重症度を下げることができる胎児治療を
できるかもしれないお子さん達も増えるかもしれないと思いながら
ご講演を拝聴していました。

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自分の横で講演に感銘を受けていた勝又先生

新生児成育医学会の記念式典でスピーチさせて
もらった日を思い出しました。
上記で胎児診断や胎児治療の未来についても
自分なりにお話しさせていただきました。その想いを
託したい後輩達が集まってくれている気がする
神奈川こども新生児科チームだと勝又先生を
見ながら感じていました。


こういう多診療科が集まって他国の医療を聞くことは
自分達の医療の特性を知る機会、改善点を気づける機会に
なる気がしました。

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また、この時のJaggi先生の講演はNICUの循環管理や
動脈管の基礎研究で取り組みたいことのヒントをいくつか
くださったと思えています。

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異文化のお話を聞くことから
自分達の向上のヒントを聞けたらと思えていました。

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講演の後は、産科・小児循環器科の先生と一緒に
Jaeggi先生と食事会でした。長旅の時差ボケなどがあるであろう
中、長時間の講義や相談に乗ってくださったJaeggi先生、
食事会での若手循環器医との交流の場面などを見ていても、
素敵な世界の教育者なんだろうなと同じ目線に立って会話
してくれている先生に思えて感銘を受けました。

Mintzer先生もJaeggi先生も
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自分達のことを誇るのではなく、他地域のレベルアップに
力を貸し合おうとする御姿勢を感じました。そういうことが
<真の国際化>なのかなと思えて、海外からの訪問してくださった
医療者に歓迎と異文化コミニケーションできる小児病院を
みんなで目指せたらと改めて思えました。



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引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

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活用させていただきますのでご指定のほど、よろしくお願いいたします。





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Posted byNICUサポートプロジェクト

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