横浜ベイスターズの村田修一選手のNICU応援訪問2010

神奈川県立こども医療センター新生児科の豊島です。昨日、
当院のNICU卒業生のご家族のベイスターズの村田修一選手が
当院のNICUの激励に来てくれました。
 
今年で3年目になりますが、毎年12月にホームラン数に応じた病院へ
のご寄付と病棟訪問をしてくれています。


今年は「がんばれ!!小さき生命(いのち)たちよ」での書籍収益もあわ
せてご寄付してくださいました。
 
ご寄付以上に横浜を野球で元気づけているNICUをよく知る村田さんが
病棟訪問して下さることは大きな励ましと感じています。

今年はもしかしたら、他球団に移籍、横浜を離れる可能性もあった
ので、この病院訪問もどうなるのだろうと思っていたのですが、例
年通り来て下さり、嬉しく感じた一日でした。
 
村田さんは、NICUに入院している子供達のベットサイドを全て訪れ、
1つ1つご自分の手でサインボールを置いてまわってくださいました。




ご面会にいたほとんど全てのご家族に<自分の息子も712gで生まれてここに半年入院していました。頑張って下さい。>という言葉を伝え、ご家族の言葉に耳を傾けて下さり、写真撮影などに全部応じてくれていました。搾乳中でお話しできなかったご家族にはご自分から、時間をあけて再度、そのベットサイドにいきたいといってくださったり、今、NICUで頑張っている赤ちゃん達やご家族に直接言葉を伝えたいというお気持ちがよくわかりました。



 上の写真のお母さんは、早産になりそうなときにその現実を受け入れがたく、お子さんのご出産にためらいがおありでした。生まれた後、赤ちゃんに逢い、そして、村田さんの本を手渡したら、一晩でお読みになりました。

 翌朝、<本を読んで、自信がついた。自分も赤ちゃんのために頑張ろうと思えた。>
と私に笑顔で話してくれました。それから日々をNICUで過ごされています。
 昨日は<村田さんの本>への感謝の気持ちを直接、伝えたいといっていて、村田選手の訪問を楽しみにしていらっしゃいました。

 この過去と現在のNICUの赤ちゃん達のご家族緒の交流風景に立ち会って、NICUを介しての人と人のご縁を素晴らしく感じ、勇気と活力を頂いた気がしました。
 私もこのような人達のために、大変気味な職場だけれど、もうしばらくは頑張ろうかなと思えた1日になりました。NICUで今、頑張っている赤ちゃんやご家族や医療者を元気にできるのは医学の知識や技術だけでなく、こういう人と人の気持ちの交流もあるのかなと感じました。
 
 
 同行していたテレビ局のカメラマンのかたが、<あんな村田選手の優しげな笑顔は
はじめてみた>と<野球場の村田選手>と違う<NICUの村田さん>に感動していたの
が印象的でした。
 


 
村田さん、ありがとうございました。また、来年、1年間、怪我なくご活躍
して、来年こうして、またお逢いできる機会がくるのを楽しみにしています。

ゆっくり体を休めて、来シーズンも頑張ってください。
NICUからみんなで応援しています。 

関連記事
Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 2

There are no comments yet.
kairi  
No title

わぁ~いいなぁ~
うちの子が入院してる時にこんな風に来てくれたらもっと元気と勇気もらえたのにな~(^O^)

nicu_sp_blog  
No title

村田さんの勇気は確かに病棟に充満しています(^_^;)
ただ、浬くんは<ヨン様>パワーを頂きましたよね。
こういう企画が定期的にあるといいなあと感じています。