集中治療・家族支援の両立を目指したい:第64回日本新生児成育医学会・学術集会の参加報告(その1)

この1ヶ月は韓国のソウル、山梨、中国の広州と出張が続いていたのですが、
もうひと踏ん張り。

先週水曜日から鹿児島で
に参加してきました。

神奈川県立こども医療センターとして医師・看護師で
23の研究報告をしてきました。共同研究をあわせると
30近い今回だったと思います。

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たくさんの患者さんを診つつ、
たくさんの新しい取り組みをしていることが伝えてこれたら、
他施設の意見をいただきつつ、これからのヒントをもらってこれたらと
思いながら報告してきました。

留守を守ってくれたメンバーに感謝を込めて自分の視点で報告記を残したいと
思います。

初日は
「INTACTを目指した脳室内出血管理」
というシンポジウムに参加してきました。

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青森に戻られた池田先生のStress-Velocity関係に加えて
内大脳静脈を加えて血管拡張薬などを使う脳室内出血予防の
お話しをお聞きしつつ、

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当院もお手伝いさせていただいた
「周産期医療の質と安全の向上のための研究(INTACT)」で
脳室内出血が減少したことを報告してくださった高知医療センターの
中田先生の講演に感動していました。

このブログに5年前に高知を訪問した日のこと
書き残しています。

「高知家:高知県はひとつの大家族やき」&高知医療センターのNICU見学と講演報告(NICU質向上プロジェクトINTACT)

 で高知を訪問した日を思い出して、

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こういうことがきっかけで脳室内出血が

減っていくのだとしたらINTACTプロジェクトの取組み、研究は
終わったけど続けていきたいと改めて思えていました。

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池田先生のシンポジスト姿を国内留学の頃を思い出しながら
写真を取れることの嬉しさを感じていました。

脳室内出血のMRIなどの講演、脳外科的手術の現状と最近の
トレンドなどを聞いてきました。小脳の出血や萎縮など
大脳だけみていてもわからない部分があることを改めて
実感してきました。

この違う会場で柴崎先生が新生児低酸素性虚血性脳症の
MRIの研究報告について報告されていましたね。予演会で
研究者としての柴崎先生の素晴らしさを感じておりました。
英語論文にこれもなると思えます。

昼は
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斎藤朋子先生の担当の
「ファミリーセンタードケアのNICU空間環境を考える」
という学会教育セミナーに参加してきました。
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座長は神奈川こどもジュニアレジデントのOBでもある太田先生。

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斎藤先生がこども医療センターの改築に込めた願い、目標、
コンセプト、課題、未来などを1時間しっかり講演してくれていました。


上記の動画を途中流しつつ、
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その動画の中にある空間を作るにあたっての
これまでの海外や他領域の研究論文や参考にしたことなどを伝えて
くれていました。

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たくさんの参加者のいる会場でした。

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斎藤先生が長年考えて取り組んできたファミリーセンタードケア
について、他を見てきたという報告を超えて、自分たちで考えて
取り組んできたことを加えての講演、素晴らしく思えました。

ファミリーセンタードケア、光環境、音環境、椅子、
など様々な話題を話してくれていました。

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自分たちの改築したからこそみえてきた次の課題や目標、
これからみんなでやっていきたいことなどを含めて講演してくれていました。

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斎藤先生だからこその教育セミナーに
思えて心強く思えました。

後演会を是非、留守番してくれた看護師さん達や
遠隔講演会などで再演してもらえたらと思える斎藤先生のセミナーでした。

午後は
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過去・現在・未来の神奈川こども国内留学メンバーが
集って参加してくれた<循環>の口演セッションでした。

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先天性横隔膜ヘルニアの右室・左室機能を3次元エコーのデータを
用いて分析を続けてくれている大村先生。九州を戻られた後も
定期的に神奈川にきてくれて研究を続けてくれています。
今回もその研究をしっかりしてくれました。

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3次元エコーで分析する中で自分たちが気づきつつある
これまで言われていなかった先天性横隔膜ヘルニアの
心臓の特性についてしっかりと報告してくれていた大村先生。
質問も多く受けていて、しっかり答えてくれて心強く思えました。

大村先生とともに、自分は超低出生体重児の67名の赤ちゃんの
3次元エコーを用いた右室機能分析について報告してきました。
正常値や標準値をまず作ることが異常を気づくために大切で
この2年間、取り組んできたことを報告してきました。

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そして、大村先生や自分の師匠にも思える共同研究をいつも
指導してくれる埼玉医科大学総合医療センターの増谷先生が
未熟児動脈管開存症の心エコー検査に関する多施設共同
プロジェクトである
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PLASE研究のサブ研究を報告してくださっていました。
心エコーで手術を判断するときのエコーの指標の考え方、
そして、多変量解析の結果を踏まえると心エコー以外の
背景を踏まえた判断が必要性などを語っている結論に
新生児医療をよく理解している小児循環器医である
増谷先生らしいご報告に思えていました。

循環のセッション、様々な報告を聞いてきました。
イブプロフェンとインドメタシンの効果比較の報告が多かった
ですね。次回、自分たちも臨床研究や基礎研究で自分たちなりの
報告をしたいと思えました。

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内大脳静脈のゆらぎ3兄弟とお呼びしていた池田・田仲・宮田先生。
宮田先生も続けてきた報告をしてくれていました。神奈川から地元に
戻って継続している姿を頼もしく思えました。

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自分も名前は連ねていたのですが実際は静岡こどもの中野先生と
東邦大学の与田先生と準備してくださってきた産科医院などに
おいての先天性心疾患の早期診断を目指したサチュレーションモニターの
使用についての提言などについての報告もあり、中野先生と与田先生
の継続して取り組みを素晴らしく思えていました。

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初日の役目を終えて讃えていた大村先生と斎藤先生、
3次元エコーの日本語研究論文を学会に受理されて翌日の
シンポジウムで発表予定の神谷先生にエールを送っていた
口演の会場でした。

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ポスター会場に映ると滋賀に戻られて頑張っている小豆沢先生と
動脈管の基礎研究で学術奨励賞を受賞して米国留学から一時帰国の
斎藤純一先生とも再会しつつ、
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高知に戻られた浦木先生がNICUにおける重症感染症に対する
治療についての報告。

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今回3つの報告をしてくれる
神奈川こどものアカデミック担当の
下風先生が1つめのヘパリンと高カリウム血症についての報告を
してくれていましたね。後輩世代の発表の指導などをしながら
たくさんの発表してくれる下風先生。診療の中で検証をしっかり
していこうという下風先生の存在に感謝でした。

過去・現在の神奈川こどもメンバーで語り合いながら
取り組んできたことをしっかりお伝えしてきて、興味や
関心を持つ未来の仲間とであるきっかけになればと思えています。

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学会初日の終了でした。
2日目、3日目のことも後日書き残させていただきます。


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引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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