BNPは嘘つかない。。。:第22回神奈川こどもNICU遠隔講演会の報告


昨晩は神奈川県立こども医療センター遠隔配信講演会を開催始ました。
巨人の村田コーチのご寄付の一部を活用させていただき、全国の新生児医療の
使えたらと思えての遠隔配信システムです。

スライド2
会場・遠隔チーム・講師の都合が合わないと開催できない遠隔配信システムなのですが
チーム遠隔と思える皆様の応援の基に月1回での開催を目指しています。



昨日は上記にも書き残している
先月の新生児内分泌研究会での講演を再演させていただきました。

心臓は筋肉なので懸垂10回できる人は10回までは苦なくできても、11回目に
力が入らなくなるように症状が出るのが急である。これがNICUにおける患者さんの
急変に相当することがある。
スライド16
心不全ホルモンのANPやBNPやBNPの分泌を反映するNT-proBNP
は心臓が頑張っている状況、
心臓が悲鳴をあげている状況を知る検査指標です。

スライド38
<心臓の頑張り度の見える化><赤ちゃんのストレスの数値化
ができると思うという部分を含めて、BNPが上がっていたら
その理由を皆で考えたり、急変などの前兆を見ていないかを
注意することの大切さをお話しさせていただきました。

スライド03
BNPやNT proBNPの成人循環器領域でのガイドラインなどの紹介、

スライド32
ANPやBNP自体に動脈管を拡張する効果があることを証明した自分達の基礎研究の紹介、
胎児心不全、超低出生体重児、未熟児動脈管開存症、
先天性心疾患、先天性横隔膜ヘルニア、新生児遷延性肺高血圧症、新生児慢性肺疾患に伴う肺高血圧、
18トリソミーのお子さん達の実際の診療の中でどんな活用を今しているかを報告させて
いただきました。

スライド07
エコーでわかりづらい心不全(HFpEF)について講演もしました。
右心不全や左室拡張障害が背景にあって血圧が上がるような時に心不全が
はっきりするようなEFが維持されている心不全について最近、自分が関心
を持っていることをお話しさせていただきました。

自分で講演していると写真を撮るのを忘れてしまうのですが
スライド7
院内外から講演会場にたくさんの方がお集まりくださり心強かったし

スライド6スライド3
全国22施設のNICUの皆様にも時間と距離を超えて講演会を届けられて
チーム遠隔や村田さんに感謝でした。


学会や研究会にチームみんなで参加できるわけでないNICU、
自分が共に働くチームで一緒に同じ講演などを聴くことは
各NICUで話し合う機会になればと思いますし、他の地域での
取り組みや願いはお互いに元気をもらい会うことができないかな
と思えて、あきらめずに続けている遠隔配信会です。

スライド5
学会や研究会など顔を合わせて同じ空間で語り合う機会も
大切だけど、こういう遠隔配信の機会も並行しながら未来型の
施設交流の形を探していけたらと思えています。ご参加の皆様
ありがとうございます。今後とも共に考えていただければ幸いです。

スライド4
講演会の最後で岸上先生がいる高槻病院で子育て中の先生が
こういう機会があることに感謝ということを遠隔配信を通じて
岸上先生と直接伝えてくださり、チーム遠隔の皆様も自分も大変
嬉しく感じました。

だんだんやり方もブラッシュアップしていること、課題も見えて
お金などもかかること、ITに精通した人達の存在が大切なことなど
を理解している人たちが院内にも増えて来て資金援助などをして
くれていることにも改めて感謝です。

以前はすべての施設に双方向接続でリアルタイムに意見交換できた
のですが、トラブルシューティングがうまく対応できないことから
一旦ストリーミングシステムにしましたが、だんだん方法論が確立
できている気がするので今回は双方向接続の施設を増やしました。
今後、どんどん増やしていきたいし、リアルタイムに話し合える
ような状況を作りたいと考えています。接続に自信が持てないと
他の診療科や他施設の先生の講演の配信は躊躇われていたのですが
今後は他施設・他診療科の講演を届けられる放送局を目指していけたら
と夢見ています。

そして、こういう取り組みから患者さん家族と病院をつなぐような遠隔
医療につなげていきたいと思って取り組んでいます。

スライド8
遠隔配信講演会、無事に終わり安堵しながらこども医療センターのある丘の上からみなとみらいの夜景を見ながら丘を下った昨晩でした。

ご参加の皆様、NICUの留守を守ってくれていた皆様ありがとうございます。
遠隔配信施設にはフィードバックアンケートお送りしますのでご回答いただければ
幸いです。次回は12月23日予定です。
ご無理のない範囲でご参加いただければ幸いです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

img_0_m-82.jpeg
ご寄附による応援のお願い:こども医療センターNICU

かながわ県立病院小児医療基金のご案内

かながわ県立病院小児医療基金クレジットカード寄付フォーム
が追加されました。

クレジットカードでこども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」・「NICU指定」の寄附としてくださればNICUに入院する赤ちゃん達、卒業生、一緒に時間を大切に過ごすご家族たちの応援、スタッフの人財育成のためにも自分達で使い道を特定して
活用させていただきますのでご指定のほど、よろしくお願いいたします。

 

  




関連記事
Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 0

There are no comments yet.