小児循環器学会雑誌に「肺動脈弁欠損に伴うFallot四徴症のラット胎仔心臓肺断面像」の論文掲載

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日本小児循環器学会雑誌の最新号に
「肺動脈弁欠損を伴うFallot四徴症のラット胎仔心臓肺断面像」
に掲載されました。昨年の冬から今年の春に取り組んでいた
研究論文です。

胎仔・新生仔のラットの基礎研究で動脈管の開閉機序の解明
などの基礎研究を門間先生とともにさせてもらってきました。
2000年以降で英語論文12、日本語論文3の15本目の
論文が掲載です。

これまで、
COX-2阻害薬、COX-1阻害薬、EP4受容体アンタゴ二スト、
NO阻害薬、スルフォニル尿素薬の動脈管収縮効果。

PDE5阻害薬,PDE3阻害薬、ナトリウム利尿ペプチド、
硫酸マグネシウム、EP4受容体アゴニスト、Rhoキナーゼ阻害薬、
フロセミド利尿薬、ジアゾキサイドなどの動脈管拡張効果。

インドメタシンを繰り返すと動脈管が閉じづらくなっていく現象
などの研究を門間先生と一緒に報告させていただきました。

論文が掲載されることはこの研究がひとまず終了する学説など
を1つ出せる完遂と共に基礎研究の中で命を奪ってしまった
ラットへのご供養・罪滅ぼしに思えています。

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この論文、門間先生の長年の研究に対する学会功労賞記念寄稿
論文とのことでした。その論文を共に取り組めることが門間先生
の助手のつもりだった自分には嬉しい機会でした。

多くの方にご覧頂ければと考えております。

自分が基礎研究を始めたのは小児循環器医の研修医の最後の3ヶ月
からでした。それで終わりの予定だったのですが、
神奈川県立こども医療センターNICUに戻った後、門間先生が
入院されることがあってその不在期間の実験を一人で代行して
いたことがあってそれから神奈川県立こども医療センターの
先輩や同僚の応援もあって、基礎研究も続けさせてもらいました。
気づけばもうすぐ20年間です。


NICUのリニューアル工事があったこの2年間はとっても忙して
実験参加がままならなかったのですが、工事を終え、

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再度、生まれ故郷でもある新宿に通いつつ、
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東京女子医大の一画に残る
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旧、日本心臓血圧研究所(心研)の研究室に行ってきました。

定年後も20年近く研究を続けている
門間先生の基に不定期に通いつつ、横浜でできる実験の役目を
できたらと思えています。

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ラットの研究室、門間先生と二人で20年間、自分が
動脈管診療で感じていることや臨床上の疑問や研究などの
報告しつつ、門間先生に基礎研究者の長年の研究からの
アドバイスをもらえる時間は珠玉の時間なんだと思えます。



胎生期・新生児期の動脈管の研究-基礎と臨床-(Fetal & Neonatal Medicine 4月)

上記に門間先生のインタビュー記事ありますが、学び続ける、

考え続ける、1つのことを続けていくことの大切さを門間先生に教わった気がします。


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上記の記事の中の写真が嬉しかった自分です。
門間先生の研究室の一人としての役目を果たして
いけたらと思えています。

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最近、国内外でアスピリンの動脈管収縮効果があることの臨床報告
が出てきますが、アスピリンが本当にインドメタシンやイブプロフェン
などと同じ様な効果があるのかを1日門間先生と実験し続けていたこの
日でした。投与量や投与の仕方などを変えて、それぞれの動脈管収縮
効果を確認していた1日でした。

臨床研究では解明しづらいことが基礎研究では解明できる
こともあるとは思えています。

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門間先生と20年近く過ごした研究室の裸電球を見上げながら
30歳近く先輩の門間先生と動脈管のことを語り合いながら
過ごした時間のありがたさ、その中からもらった面授を大切
にしたいと思えました。

門間先生から面授を受けたことを日々、一緒に過ごす
後輩世代の先生たちに診療の中で面授をしていけたらと
思えています。

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引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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