『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』の感想。。。


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 と書き残しましたが、
「コウノドリ」で出会い、ファンになった 綾野剛さん出演の
スライド1
「閉鎖病棟、それぞれの朝」
をこども医療センターから15分の上大岡の映画館で観てきました。

 予告編は以下です。
 

 

綾野剛さん、施設職員の役と思い込んでいたのですが、患者さん役でした。
 精神医療の入所施設が舞台の映画でした。 
精神科医療とと共に生きる患者さん達を伝えようとしたことがわかる映画でした。

 「病院に長くいると、患者という生き物になってしまう」
という台詞があるのですが 
それは「患者」という扱いをする医療に問いかける気もしましたし、 
「事情のない人間なんていない」という台詞に、
どの患者さんもそれぞれの人生のなかでその場所に辿り着いていることを実感しました。 

過去のトラウマや未来への不安などでや人間関係で胸が苦しくなったり、
頭が
混乱していくのは心を麻痺させてないからこそ
どうしていいかわからなくなることもある。 

それぞれの<生きづらさ><生きる喜びと不安>
<人間の原罪><生きようと決める意思> 
が伝わってくる気がした映画でした。

かっこよく演じるのでなく、その役に心寄せ、
演じ切る
綾野剛さんの演技に今回も尊敬・感動でした。 
鶴瓶さん、小松菜々さん
 閉鎖病棟の患者さんを演じていたそれぞれの役者さんも
伝えたいことを伝えよう
と演じてくれている気がします。 

血がつながっていようといなくとも想い合うなかに
家族のような関係性も生まれてくることを感じました。

自分の担当している患者さんと重なる患者さんもいました。 
ご両親に何かあったら、親御さんの基を離れた先の未来も
あるかもしれないと思いながら映画に引き込まれました。

 小児循環器医として心臓病をどう手術をするかを語り合った共に
働いた先輩医師で精神科医に転向した人達がいます。

 NICU卒業生のお子さん達のフォローアップ外来を続けていて、 
小学生以降で児童思春期精神科の先生方に一緒に診てもらうよう 
になるお子さん達もいます。 

体だけ見ていれば子供達が 
無事に大人になっていくわけでもないことを感じています。 

体を治す医学はどんどん進化しているけど、
こころも風邪をひく
ことあるし、こじらせることもある。

人と少し差異がある体、
病院と共に生きている人生、
得意なとこと不得意なことが
あるなかでがんばっているからこそ、
心が疲れちゃうことも
あるのかなと思えています。 

綾野剛さん演じる患者さんが街に買い出しにいったときの街の人達の
 「怖れや区別・差別」の視線を自分も辛く感じたし、
体の病気よりも精神の病気への街の
無理解・無関心が
<生きづらさ>に感じている気がしました。

 小林聡美さん演じる看護師さんの閉鎖病棟を退所する患者さんにかけて
いた言葉に共感・感動していました。 

<それぞれの朝>という意味を感じさせてもらうラストでした。
観てきてよかった、心が枯れないように水をもらった気がしました。

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表層的でなくその役を知り、演じようとする綾野さん。
綾野さんの言葉から自分も周産期医療の見方を変えて
もらった気がしました。

サクラ先生のような命の誕生に寄り添う優しくて心強い医師を演じつつ、
ジレンマや
不安と向き合いながら生きていく
患者さんを演じた綾野剛さん。

病気や障害など<人の生きづらさ>を映画を通じて救いや支えに
なろうとしてくれている気がします。
また、いつか「コウノドリ」で
周産期医療の未来を演じてくださったらとも改めて思えました。
映画が多くの人の胸に残ることを信じ願っています。


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引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

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ご寄附による応援のお願い:こども医療センターNICU

かながわ県立病院小児医療基金のご案内

かながわ県立病院小児医療基金クレジットカード寄付フォーム
が追加されました。

クレジットカードでこども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」・「NICU指定」の寄附としてくださればNICUに入院する赤ちゃん達、卒業生、一緒に時間を大切に過ごすご家族たちの応援、スタッフの人財育成のためにも自分達で使い道を特定して
活用させていただきますのでご指定のほど、よろしくお願いいたします。






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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 2

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sososo  

わたしも先週見てきました。
主演の方以外も豪華な役者さん達でしたね!
綾野さん演じるチュウさんが「秀丸さん、退院したよ!」
と渾身の力で叫ぶシーンが印象的でした。
彼は心が退院したんだなぁ、と思いました。
人は前に進む時に怖くなることも多いと思いますが、
進んだことが他者を助けることもあるんですね。
原作を読んでみようかなと思いました。

  • 2019/11/04 (Mon) 22:43
  • REPLY
豊島  
To sososoさん

sososoさん、映画の感想ありがとうございます。チュウさんが「退院したんだよ」というシーンは自分には、<生きづらさ>を感じながら社会に出ようとしているNICU卒業生の男の子達とダブる自分で感動しました。単なる<退院>ではなく、あなたのことがあったから自分も頑張っているんだと伝えたい気持ちが伝わってきました。お互いに一歩踏み出すことが誰かの希望になるのですね。確かに。感想を読ませていただき嬉しく感じました。ありがとうございました。

  • 2019/11/05 (Tue) 23:43
  • REPLY