新生児発達支援にファミリーセンタードケアは大切:早産児発達・家族支援国際カンファレンスの報告(その1)

韓国ソウルで開催されていた国際カンファレンス
「The Preemie is Speaking to You!」
にご招待いただき参加してきました。
スライド2
にご招待されて参加してきました。
天啓に思える参加してよかった、一生覚えているだろう
と思えるカンファレンスでした。

スライド01
会場は200名を超える韓国でNICU卒業生の発達支援や
生活支援をしている医療・福祉・教育に関わる人たちが
集合していた会場でした。
スライド3
韓国入りして、プログラムや抄録集を拝見して気づいたのですが

スライド03
米国から招待されていた講演者は
ハーバードメディカルスクールの
新生児発達支援で世界的に有名な
Kevin Nugent先生だということに気づきました。

     
 
などのブラゼルトン新生児行動評価などでたくさんの著書が日本でも
たくさんある先生だと気づきました。

スライド04
期せずしてKevin Nugent先生の講演を1番前の席で
聞かせてもらう機会になりました。

早産児の発達支援を長年取り組んできた
Kevin Nugent先生の講義は感動的に心と
頭に響きました。そして、たくさんのアドバイスやヒントを
もらった気がしました。

一生忘れないであろうと思う講義って人生に何回かあるのですが
これから自分がやるべきことのビジョンに気づかせてくれた
気がする
スライド05
60分間の講義と
スライド09
30分間の韓国の新生児発達支援
をしている人たちとの意見交換でした。

子どもの発達は最初の1000日(3年)が大切と言われるようになりましたが
赤ちゃんにとっても最初の100日も大切。

早産児は特に
ご家族と一緒にいられない時間が長いので早期の発達支援が
必要になる。そして、
スライド06
新生児の発達は親御さんたちとの関係性が大切である。
NBO(新生児行動観察)は親御さんとご家族の支援プログラムに
ついての講演でした。以下の動画がNBOの説明として流れました。

もあります。当院の理学療法士さんたちが
学んでいるブラゼルトン新生児行動評価:NBAS
につながるものだと理解しました。

医療者とご家族がこどもを挟んで、こどもから学びや
気づきをもらいながら発達支援を考えていく姿勢を感じました。
赤ちゃんを診察して発達を確認するというようは親御さんの
関わり方でどういう反応を赤ちゃんがしていくかをご家族と
確認しながらその子にあった発達支援を見つけていくという
ことなんだと思えました。
スライド07
NBOにとって大切なことは
ファミリーセンタードケア。。。家族とお子さんの
関係性の中でよりよい発達支援ができるという提言でした。

こどものことだけみているのではNBOはうまくいかない、
産後の女性の産後うつなども含めて親御さんのことを
理解していくことの大切さの話もありました。

日本のNICUスタッフや患者家族の皆様にも
みてもらってシェアしてもらえたらと思います。
(神奈川こどもスタッフには
講演スライドは英語とハングル語になりますが
医局においておくので関心がある人は
みてもらえたらと思います。)

スライド08
総合討論の中で、言霊に思える韓国の先生方への
Kevin Nugent先生の言葉を列挙します。

・ベーリーなどの発達検査と新生児行動観察(NBO)プログラムの
違いはNBOは点数をつけない、点数をつけることに意味を感じて
いない。

・新生児行動観察(NBO)に標準はない。赤ちゃん一人一人
の特性を理解していくことが目標。一方、支援者の評価や
ケアは標準化して同一のケアができることをめざしている。

・発達支援で大切なのは正常や異常と分けるのではなく、
その子の特性を親御さんと医療者で理解すること。

・早期介入の早期とか適した介入時期というのは
家族によって違う、親御さんがこどものことを理解して
介入を受けたいと思える時期が適切な時期である。

・しっかりしたスタートが切れれば、
半分うまくいったのと同じこと。

NICUファミリーセンタードケアの向上の中で
NBOをNICUスタッフやPTやOTさん達と一生に
導入していけたらという目標をもたしてもらった気がしました。
スライド15
外国からの招待講演者はKevin Nugent先生と自分のみ
だったので2日間一緒に行動することが多く、たくさんの
お話をさせていただきました。質問もたくさんさせてもらって
個人教授の機会にも思えました。恩師に思える出会いでした。

次のブログ記事で書こうと
思う自分の講演に対するKevin Nugent先生の感想や
意見は神奈川こどもNICU・新生児病棟・フォローアップ外来の
それぞれのさらなる改善へのヒントをたくさんくれた気がします。
多くの方に、韓国で気づいたことなどを
共有してもらえたらと思います。


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引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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