「ドクターX」と人工知能(AI):誰もできないことはAIもできない、誰かが出来るようになればAIに覚えてもらえるかも。。。

「ドクターX」というドラマ、
新シリーズはじまりましたね。

録画して週末に見ました。
自分は加地先生と城之内先生の登場する場面
を楽しみにもしています。

病院の経営難、コストカットの話は身につまされましたが、
人工知能(AI)による手術ナビゲーションの指示に
反発する大門先生の姿に共感しました。


早産児の育児応援ナビゲーションシステムや


心臓超音波検査の自動化やデータ一括管理などのハイテク化
の講演をするときに、医療における人工知能(AI)への期待を語る人達に
質問されることがあります。

人工知能が力を発揮するためには、今、人間が判断している
様々なことを言語化や数値化して初めて分析できるようになる。
現場はまだ、医療現場のデータをどう統合するかの入り口で
悩んでいる気がすると話しています。

施行した治療とその治療結果だけしかないようなデータ、
結果を知っての後方視的データでAIが治療方法を割り出しても
確率は出せても
これまで救えなかった命をよりよく救えるわけでもない。不当な
医療を受けている患者さんにAIから標準的な医療を提供できる
かもしれないけど、治療成績がいい医療と同じレベルの医療を
AIが覚えるためにはそういう医療の言語化や数値化をしっかり
しないとその上にはむかえない気がしています。

スライド1
多分、世界的にもかなりハイテクなNICU・新生児病棟を
リニューアルオープンして1ヶ月半が経とうとしています。

ハイテク化できた理由はハイテク技術を使おう、よりよく
しようとしていくことに期待して研究として共に取り組んでくれる
様々な企業の皆様の期待と支援があってこそと感謝しています。

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ヘルスケアとデジダル技術を融合したNICUから「健康なコミニティ」を目指したい。。。

科学技術と医療を融合していけるNICUを

目指したいと改めて覚悟しています。


スライド3
NICU・新生児病棟の連携で過去最大の忙しさになりつつある
気がする今月ですが、様々な医療機器を活用しながら赤ちゃんを
よりよく救うことを目指しています。

スライド4
院内外からのたくさんの入院の赤ちゃんの診療を皆で
頑張っています。
スライド2
エコー機器も日中は入院診療などでみんなでシェアしている
感じです。

スライド5
自分は診療が落ち着いている時間、研修医たちが休んでいる
時間に超音波機器で入院患者さんたちの心エコー検査をしています。
夜間帯にエコーしている時が増えました。

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リニューアルオープンに合わせて多分、世界で初めてNICUに
導入した最新型の超音波検査機器の新たな技術を使えるよう
になるために試行錯誤しています。


スライド8
呼吸障害や肺出血につながるかもしれない左房拡大、
その誘因となる心房中隔と卵円孔の動きを可視化できないか?
心房中隔を正面からみているような断面を3次元エコーで
作って、卵円孔フラップってこれかなと思い悩んだり、

スライド7
動脈管の太さや走行や閉じかけているところがあるかを
可視化できないかなど、左肺動脈に合流する動脈管を立体的に
みれないか、手術などの判断や一助にできないかなど
現在の新生児医療ではできていないこと、
より適切に判断するためにできたらいいなと思えること
を試行錯誤していると時間はあっという間に過ぎていきます。


スライド6
未熟児動脈管開存症や先天性心疾患のお子さんが多いNICUだからこそ、
動脈管の太いところや細くなっている部分を直接計測できて
進化も感じたりしますが、鮮明に描出できているかなど、
臨床判断に使うにはまだまだ眉唾感な気持ちにもなります。

学生時代に空手道部で<新しい技>を身につけるべく、
反復練習しているような気持ち、かつうまくできないことに
現在の科学技術だとまだ無理なのか、自分が科学技術を使い
こなせていないかを自問自答して挫折感と次はこうしてみようと
いう向上心との入り混じる気持ちで帰宅することが増えました。

いつかAIが心エコーを自動でできて治療方針なども
教えてくれる時代がくればと思えています。技術差や判断の差などを
埋めてくれる科学技術にしていけたらと思えています。

一方、人間が誰もできないようなことはAIは覚えられない、人間が
できるようになって、それを職人技で終わらさず、多くの場所で
施行できるように技術をAIが覚えるという段階が必要に思えます。

技術の進化を待つ気持ちと技術を進化させる気概が
あってこそ、医療現場のハイテク化が進むのかなと思えている
最近です。

誰もできないことはAIもできない、誰かが出来ることはAIに覚えてもらって
普及できると思えるようになりました。
大門先生の判断や技術をAIが学習させてもらえたらと
より多くの患者さんが救われるだろうにとも思えます。

人間ができることをAIに覚えてもらいながら、人間は
新しい科学技術を使っての職人技を身につけようとしていく、
それをAIに覚えさせる。。。そんな医療の技術革新を
NICUでみんなで目指していけたらと思えます。


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引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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