NICUとその先の病態生理を考える:第13回新生児内分泌研究会の報告

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土曜日は上記の研究会をJCTファーマさん達と共催いたしました。
横浜駅前の横浜名物のシウマイ弁当の崎陽軒本店で開催しました。

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この研究会は京都と関東で交互に開催しているのですが
関東開催は参加者が減るのですが、今年は109名ものご参加が
あり主催として安堵でした。
日本全国からお集まりくださった皆様、NICUの留守を
守ってくださった皆様には感謝です。

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開会の挨拶をさせていただきましたが、
「根拠に基づく医療が進む中、病態生理を考える機会が減ってきた
気がする。この研究会は内分泌学的な見地から新生児の成長や発達、
呼吸、循環、栄養、神経の診療を数値を踏まえて病態生理などを
語り合える機会と毎年楽しみにしています。世界的に見ても
新生児内分泌学で研究会を開き、
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100名以上も集まることは
稀有なことにも思えきめ細かく診療している日本の医療を
内分泌学的な視点から数値を守って話し合えることを今回も
たのしみにしていますとお話しさせていただきました。」

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25の講演があり、大変盛況だった研究会だと思います。

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22の一般演題の発表があり、全国各地のNICUで原因が最初は
わからない具合が悪かったお子さんを診断して治療していく
経過のご報告が多く経験をシェアしながら、
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次に同じような
状況に出会った医療者がどう診療していくかを話し合うような
機会でした。

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内分泌学的なことを新生児科、小児内分泌科、小児科で
集まって意見交換できることもこの研究会の特徴であり、
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NICUの卒業の後の医療を知る機会にもなりました。

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神奈川こどもからは谷山先生が細やかに診療していた
担当したお子さんの経過を報告していました。

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野口先生が新生児慢性肺疾患とNT-proBNPの評価を
データをしっかりまとめて話してくれました。

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下風先生が臨床の中で電解質異常などをこだわることで
新たな病態などを見つけることができるという趣旨の
ミニレクチャーをご自身の英語論文などを基に若手向けに
お話ししていました。

しっかり患者さんを診て、データをしっかりとって分析する
下風先生らしい講演だったと思います。

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自分達のNICU卒業生のフォローアップをともにしてくださっている
内分泌代謝科の室谷先生に特別講演をお願いしました。
NICU卒業生のお子さん達の身体発達、フォローアップ外来で
成長曲線を見ながらどう支援できるかなどをご経験を踏まえて
大変わかりやすくご講演いただきました。低身長や肥満、
思春期早発などのフォローアップについてご招待してよかった
と感謝の講演でした。

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留守番してくださった皆様に感謝を込めて、遠隔配信講演会で
再演をお願いしたいと思えています。

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最後は自分が「新生児内分泌と循環管理」というテーマで
BNPの話を50分間させていただきました。

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これだけBNPに
ついてお話ししたのは初めてと思いながらお話しさせていただきました。

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HFpEFとHFrEFという最近の心不全の考え方をお話ししつつ、
心エコーでEFが落ちていない心不全:HFpEFという病態が
新生児期にはあることをお話しして、その診断にはBNPなどの
内分泌学的評価が有用である。

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ANPとBNPの違い、BNPとNT-proBNPの違い、
胎児・新生児期と成人期では正常値や異常値が違いそうな
部分をお話ししました。

また、エコーだけではわかりづらい
心不全について胎児心不全、一絨毛膜双胎、先天性心疾患、
超低出生体重児、18トリソミー、先天性横隔膜ヘルニア、
新生児慢性肺疾患の肺高血圧の診療の中で神奈川こどもで
どんな風にNT-proBNPを活用しているかなどを成人の
循環器学の最近の話題も紹介しつつ、新生児医療での
考え方を講演させてもらいました。

<心不全を数値化したい>、数値化することで
診療や病状説明がよりよくできると思えている部分を
講演させていただきました。

会場に集まっていた後輩世代の先生方に
目の前の患者さんを見るときに新たな視点や考え方に
感じてもらえたらと思いながら、この先の診療や
研究を考えてもらえたらとお話ししました。

来年は京都で第14会開催予定です。
自分も来年講演することを今から考えていこう、
講演でいるように診療や研究を進めていこうと思える1日でした。

無事に研究会を終了して安堵でした。
ご参加の皆様、留守を守ってくださった皆様、
サポートしてくださった皆様、JCRファーマの皆様に
それぞれ感謝です。



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Posted byNICUサポートプロジェクト

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