祈りの部屋と「産声のない天使たち」。。。

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祈りの部屋での時間を共に過ごさせていただいた
ご家族がいました。

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天窓の光に照らされる赤ちゃんがすごく
穏やかで愛らしい表情にも思えていました。

先週からお腹の中の赤ちゃんの
様々なお話をしたなと思えるご家族、
お話の中で「コウノドリ」を視ていた。。。
ドラマが現実になった気がしていたというパパさん。

自分達はあのドラマ、この病院に集う患者家族の方や医療者で
お手伝いしていました。
そして、
「ドラマは1時間で終わるように描かれるけど、
1時間ではとても伝えきれないようなドラマより
より難しい状況、現実だったと思えています」
とお伝えしました。

「現実は小説より奇なり・・・という言葉がありますが、
ドラマのように思えてしまう現実、
ドラマよりもドラマティックな状況に直面することが
あるのが周産期医療のように感じています」
とお伝えさせていただきました。

「コウノドリ」の後、お手伝いした下記の本のことも
お話させていただきました。

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産声のない天使たち

上記の本は下記のAERAで連載された当院の患者家族や医療スタッフ
の皆様が多数取材協力していた
の記事が反響が大きく、拡大版で書籍化された本です。

【AERA集中連載】「みんなの知らない出産」(第1回) <亡くなった赤ちゃんも陣痛を起こして産む… 悲しい出産の現場>

【AERA集中連載】 みんなの知らない出産(第2回) : 亡くなった我が子を抱きしめる… 後悔しないためにできること

【AERA集中連載】 「みんなの知らない出産」(第3回) “マタ旅”は危険? リスク知って赤ちゃん守ろう

【AERA】「たとえ長く生きられなくても…」NICUで闘う赤ちゃんたち

【AERA】親が付き添わないと学校に行けない! 医療的ケアが必要な子どもたちの現状

妊娠してお母さんのお腹の中に誕生した命、
12人に1人の胎児はお腹の中や生まれた後に
それぞれの命を終えている。。。
口に出すことなく悲しみを抱えて生きていっている
人たちも少なからずいる。。。

様々な妊娠・出産があることをタブー視せず
伝えてくれた気がする上記の本、いつか
読みたくなったら読んでくださればと
パパさんとママさんにお伝えしました。

本日も祈りの部屋で
母性病棟スタッフや産科医の先生の
寄り添う姿をみていて、
子どもを亡くした親たち「悲しみを乗り越える力(2015年 女性自身)
の記事もあった、

お腹の中であろうと
生まれてこようと命があったことを讃えたいし
赤ちゃんとご家族が過ごした時間に心を寄せたい
気持ちを感じました。

赤ちゃんを亡くして…悲しみ、私だけじゃない(2011年 読売新聞)
天使のブティックのお服がすごく似合っていて
ご家族が喜んでいた姿を天使のブティックの活動をしている
皆様にもお伝えしたいとも思えていました。

赤ちゃんは天に還ろうともかわいいことに
変わりはない気がすることがあります。。。

そのことをシェアするような場面に自分も立ち会わせていただき、
産科病棟の皆様にも感謝でした。

病院からご家族が去るときも共にお見送りしたかったのですが
他の役目と重なりできずに心残りでした。

天に先に還った赤ちゃんが、気づかなければ
気づけない様々なことをママさんやパパさん
に伝えてくれた気がして、悲しみに負けず、
悲しみと共に、時間を止めず、ご家族で
これからの人生を歩んでいっていたただければと
願っています。

悲しみは一生消えることはないけど、その悲しみが
形を変えていく、温かみが帯びてくる日まで
話したくなったらいつでも訪ねてきてくださればと
思います。

そして、周産期センターから天に還ったお子さんを
含めたご家族のこれからを応援し続けていたいと思いました。

本日も皆様、それぞれにお疲れさまでした。
明日もそれぞれの場所でそれぞれの役目を頑張って
生きていきましょう。
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Posted byNICUサポートプロジェクト

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