恵まれているのに気づけず、ないことを嘆いている。。。



にNICU卒業の様子が残っているきいちゃん。


昨年、お姉ちゃんになって姉妹でこども医療センターの外来に
きてくれていましたね。きいちゃんの笑顔と妹さんのじっとみる
視線にそれぞれの成長を感じました。

きいちゃんとママさん、パパさんに
こども医療センターの外来であってお話しすると
その笑顔にいつも自分も元気をもらえている気がして
感謝です。

きいちゃんに付き添いでこども医療センター
に通ってくれている妹さん。
優しい子に育っていくような気がしていました。


6-7月は週末だけでなく、平日にご依頼を受けた
講義や授業も多かったです。このブログに書き残せて
いないことがたくさんある最近です。




非常勤講師にしていただいている
神奈川県立保健福祉大学関東学院看護学部
小児看護の大学院生に向けての講義を担当させて
いただきました。



どちらもNICUのチーム医療とNICU卒業生のフォローアップ外来などでの
発達・生活支援の話を90分間の講義を2コマずつ、
どちらも3時間のお話しさせていただきました。



当院の取材報道やコウノドリの動画などを交えながら
昔だったら救えなかった命が救われるようになったけど、
命が救われるからこその悩みに向き合っている人達も
いる。そういうことに心寄せ、応援できる看護師さんや
助産師さんになってもらえたらという気持ちで周産期医療や
NICU卒業生フォローアップ外来のお話をさせていただきました。


救命医療が未来のために今を我慢を強いる医療かもしれないけど、
緩和医療は今を大切にするのを支える医療であり、どちらも大切に
していく必要があることなどもお話ししてきました。


大学院生さんになっている方々は
経験がある看護師さんや助産師さん
ですし、看護学部で学生さん達の教育を人生を注ぐ先生方と
意見交換する機会は自分にも気づきがたくさんあります。

周産期医療のことから、
救命医療や障害者の医療や福祉についても
話し合う機会になります。

これからの医療者は命を救う医療が発展した分、救われた命を
どう支えるかの医療や福祉が大切になる。救急医療の先にある
生活の中で命を救うという意味も変わっていく気がするという
ような話もさせていただきました。

日本の長寿世界一や
救命率の高さは障害とともに生きる人達の増加をも
意味しているような気もします。介護疲れの家族内殺人や
支援者であるはずの人間による虐待などは支えようとしている
人たちが支えきれない気持ちになることに起因することもある
しれない。命を救うこととともに支えていくか、支えられるか
を考える必要が増していく今後のような気がするとお話しして
きました。


95歳で年金は足らず2000万円のニュースが騒がれている
頃でしたが、
30年前は95歳まで生きたらという話をしたら、皆がふざけている
と思われた。それが今は様々な医療の進化や安価で手術などが
受けられる日本の医療体制の中で95歳まで生きれる人たちが増えてきた
のだと思う。まずはそのことを評価しながら年金が足らない問題を
考えていく必要があるのかなとお話ししました。

95歳まで生きる人たちが増えたら年金が足らなくなるのは
当たり前からもしれない。みんなが長く生きれるようになったからこそ
その状況の中で年金や医療を考えないといけないのかなと思う。
これからも長寿は進むかもしれないし、病気や障害とともに
生きる人たちはどんどん増えていく日本かもしれない。

安価で医療を受けられるのを誇ってきた日本だけど、
その反面、高度な医療的ケアの中で、生きているからこそ向き合う
必要がある悩みや介護が必要な人たちが多くなってきていることから
目をそむけてはいけない。誰かが面倒をみてくれるではない
かもしれない。
そういう財源をこれから生まれて来る数少ない子供達に
背負ってもらうことはやはり無理があるんじゃないかなと思える
というような意見交換もさせていただきました。

中国出身の看護師さんが自分の話に共感してくれて、
「日本人は完璧を求めます」
「中国や台湾などはあることに感謝して、
あるものを活用してできる範囲のことをしようとします。

日本は豊かで医療も社会も台湾や中国よりもなんでもあるけど、
日本人は完璧を求めるから、医療者も患者さん達も
ないことばかり嘆き合っている気がします」
という言葉に自分の信頼する台湾・中国・韓国の新生児科医の先生方
と食事に行った時に、日本の医療に
同じ感想をいっていたことを思い出しました。



財源など気にせず、足らないものばかり見つけ
完璧を求めてがんばろうとする日本人。だからこその
他国から見ると恵まれていると思える医療体制や技術を
産んできたかもしれないけど、それが
「足るを知らず」で幸福に気づきづらい自分たちかもしれないと
看護学校の講義を通じて
感じたりする今月でした。

「〇〇が足りない」という前に
「〇〇が足りてきたから、〇〇が必要になってきた」
と考えるようになりたいと思えている最近です。

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NICUへの
ご寄付は下記のクレジットカード寄附フォームから,
1000円以上でどなたでもできます
引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。


追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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