小児歯科・障害者歯科のこどもと家族を支える想い感銘:第10回関東障害者歯科臨床研究会の参加報告(後編)




自分の話の後は

こども医療センターでも勤務されていた深町さんの
在宅医療や施設での摂食支援のお話しでした。

こども医療センターのお子さんとご家族のお話だなと
思えるお話もありました。このブログや
新生児科フェイスブックベージの紹介、感想も
してくださりありがたく感じました。
訪問歯科・福祉施設での小児歯科・障害者歯科の
現場や取り組み、口腔ケア、歯科治療、摂食嚥下リハべ入りテーション、
子供達やご家族の様子や想いを
お伝えくださいました。



芳賀先生の摂食リハビリテーションの講演でした。
33年間、取り組んできたことをお話くださり、また、
NICU医療にも通じるお話が多く、NICUやフォローアップ外来
の改善につながるヒントをたくさん頂いた気がします。


お二人の講演や質疑応答の中で
自分が共感してメモった言霊を以下に
列挙させていただきます。

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・障害児の介護でご家族の体の疲れは心の疲れににつながる前兆

・命を考える機会が少なかった普通の人が障害者の育児・介護に「命に向き合う」こと
になったときの精神的なストレスは医療者が思う以上に大きい
 
・障害者支援しているつもりの自分が誰かの負担になっていないかを気をつけたい

 ・大人の歯が生えたときに、「大人の歯が生える日がくることを考えたことなかった」
というご家族の言葉に感動した。
 
・<検診>どころではない在宅医療や誰かの介護をしている人達もいる
 
・歯科の人達は褒めてくれるから嬉しいといってくれたご家族の想い
 
・横浜市多能型拠点 郷:利用者(メンバーさん)の可能性、スタッフの可能性を
信じあおうとしている
 
・支援している人達を「裏切らない、騙さない」と思って仕事している
障害者歯科の人達がいる
 
・「社会福祉法人 訪問の家 朋」 「横浜市多能型拠点 郷」
 ・障害者と共に生きるとはどういうこと。。。相模原の事件の後、
みんなが考え続けている神奈川県。
 ・医療的ケアを必要とする重症心身障害児と家族の生活支援
 ・伝えること、知ってもらうことの大切さと立場の違い、医療と福祉、言葉の違い
を超えることの大切さ。
 ・福祉は生活の場、医療とは違う
 ・歯科の先生方に小児歯科を伝えることも大切
 ・口腔過敏を取ることを知らないご家族も多い 脱感作療法を伝える
 ・ららら雑巾
・障害児の反抗期、介護者自身の肉体の疲れ歯磨きの辛さ
抑えなくてもいい 嫌ならやらない。。。
 ・母の不安が取れるとこどもの発達もよくなる
 ・母は疲れている。郷カフェ 未就学児ママさんたちの会
 ・「できることをやる」
 ・きょうだい支援の大切さ
 きょうだいの悩みはきょうだいにしかわからない
しぶたね:シプリンングサポーター
 ・全麻 病院歯科の必要性
 ・小児病院の成人以降の後、どうしたらいいか悩んでいる人達はいる
 ・訪問歯科診療同行
自閉症で抑制のトラウマで歯医者さんにいけない、、、
・歯の話ししているだけでは信頼関係は生まれない
 
・家庭には色々な事情があって、一方的な医療指導だとうまくいかない
 ・保護者の笑顔のミラーリング、保護者が笑顔になるとこどもも笑顔になる
・情意機能が大切
・何のために摂食指導するかを支援者も常に問いかける姿勢
・愛着形成
・連携・協働
・快食・快眠。快便。快運動・快気分は子供だけでなく親も含めて見守る
・親御さん自身んが楽しく美味しく食事できることがこどもの摂食支援にも大切
 ・親自身が楽しくない、食事がつらくなるとこどもの摂食支援も進まない
子供達に食べ始めるスィッチがどうしたら入るのか?
 ・医療者の指導効果は信頼関係がないと生まれない
 ・信頼関係が生まれないとマイナスのスパイラルに入る。
 ・親御さんに笑顔や前向きさが生まれるとミラーリング効果でこどもにも笑顔や
前向きさが生まれ発達につながることがある
・医療者や支援者はカウンセリングスキルを身につける大切さ
・初対面の第一印象はメラビアンの法則。
3-5秒で決まる。視覚情報55% 聴覚情報 38% 言語情報(内容) 7%
話の内容だけでなくどう伝えるかで信頼関係は生まれる。
 ・受容・傾聴・共感・共有・共育の基本原則を医療者も支援者の意識する
 ・家族内問題解決処理能力に心寄せる。家庭内で問題に直面しているか、
直面していたときの解決能力は様々。
・ショック、否認、悲しみと怒り、僕然とした他者への嫉妬。羨望、 疲弊、
 協働と戸惑い 諦観と受容 感謝 自己・家族の実現へという過程がそれぞれに
ある。それぞれの段階で支援は変わって当然
 ・摂食指導・療育理念の共有、疾患特性の理解、生活への理解
・<食べる力>を育てるためには「食べさせる」と「食わせる」の違いを考える
<食べさせる>はコミニケーションが伴う
 ・低体重児の拒食が多い、無理に飲まそうという思いがこどもの食べることへの
関心を奪っていることもある。
 ・家族・親戚・隣人・専門職との葛藤と将来への不安
 ・解決策が愛情一辺倒だと親御さんのストレスになりうる。
・遊びを通して親子の笑顔がだんだん増えるような支援
 ・医療者や支援者は不信感を持たれると感じたときに
何が不信感の原因か? しっかり聞かないといけない
 ・何を話すかよりも、真剣に聞いているか?が大切
 ・来年度は千葉で開催

・自閉症の口腔ケアや摂食支援では歯を噛まれることもあるけど、その中でどう摂食支援ができるかを工夫しているということ

・在宅医療は長くなっていくと、他の家族の介護なども加わるとその大変さは増していく

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上記をメモって来ましたが、
自分たちがリニューアルオープンするNICUで
意識したい養育レジリエンスを高めるお手伝いができる
NICUに通じることをたくさんすでに実践されている
小児歯科や障害者歯科に思えて、こういうことを
NICUに取り入れていく必要性を感じました。

 


 研究会後のフロアでも懇親会でもたくさんのお話をお聞きました。



自分も小児歯科・障害者歯科に関わる皆様の想いや考え、取り組みを知る機会で参加してよかったと思えました。



連携は大切と皆がいうけど、多くは自分たち以外の他職種や他診療科が
自分たちのところにきてくれという感じがあるように思えます。他の
職種や他の診療科の集まりに交じることの大切さを改めて感じました。




こども医療センターの歴代の歯科医・歯科衛生士の皆様、
県内の歯科医療や歯科医学研究の皆様の優しさと熱心さを
感じました。

9月に
にもご招待いただいています。

ご依頼の講演テーマが「新生児・小児のグリーフシェア」という
ことで驚きました。歯科の学会でどうしてこどもの死に
関わる講演を頼まれたのか?と思えていたのですが、この日
1日で自分が気づけていなかったことに気づきました。


小児歯科・障害者歯科の皆様は障害者とそのご家族に
ずっと寄り添っている、だから、その中で緩和的な医療の大切さ、
どんな人生の有終を歯科医、歯科衛生士として心寄せられるか
を一生懸命考えている人達がいるんだと思えました。

自分が
「NICUで昔だったら命を救えなかった赤ちゃん達が救われる
ようになったことはいいことなんだと思う。だけど、NICU卒業生の
ご家族のその先をみていると助かるようになったからこその生きていく
悩みや大変さも生まれて来ていると思う。命が救われたからこその
悩みも踏まえて命を救っていくということの意味を考えたくて
それは集中治療の現場にいる人間だけで考えていてはたらない気がしている。
今日1日、集中治療や救命医療で救われた子供達とご家族の
生活、人生の大切な<食べる>ということの応援をしようとしている
皆様に交流して、集中治療や救命医療以上に命に向き合っている
優しさがあるように感じて感銘を受けました」
とお話しして来ました。

「ファミリーセンタードケアは実は障害児歯科がそういうことであると
感じました。小児歯科や障害者歯科の皆様と一緒にNICUから始まる
ファミリーセンタードケアを考えていけたらと思えました」


障害者歯科とは何か、そのもたらす子供達やご家族の笑顔
自分たちが命救ったと思えている子供達やご家族のNICUのその先の
悩みやそれに寄り添う人達の取り組みを知る1日でした。

ご意見ご感想などお寄せくだされば幸いです。





NICUへの
ご寄付は下記のクレジットカード寄附フォームから,
1000円以上でどなたでもできます
引き続き、下記ご検討くだされば心強いです。


追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


下記にクリックしてくだされば幸いです。
  
 




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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 2

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a fukamachi  
No title

こんばんは。。
日曜日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
ずっと読ませていただき、学ばせていただいていたこのブログに登場!しちゃうなんて・・・嬉しすぎます。タカラモノです。。
あの日、お話しした《どら焼きをご馳走してくれた》方も、《あのひとはみがきじょうず》と言ってくれた方も・・・今はもう会えない方たちなのです。《ハナミズキ》の楽曲にメッセージを送ってくれた方とは数回しか会えませんでした。でも、わたしを動かす原動力を与えてくれています。
たくさんの方たちのチカラをお借りして、ミラクルなことがたくさん重なって、あの場所にいました。
このブログに登場しちゃったというミラクルもこれからのわたしのチカラになってくれるのだと思います。。
まだまだ・・・手を伸ばしていきますので・・・よろしくお願いします!

NICUサポートプロジェクト  
No title

> a fukamachiさん、障害者歯科の皆様の研究会に参加したことは自分にとって、多くの気づきをいただきました。ありがとうございました。NICU卒業のお子さんやご家族をどれだけ大切に心寄せてくださっている人たちが多いかを実感し、命を大切にしているというのはNICU以上に障害者歯科に携われる皆様にこそある気がして、学ぶべき自分たちに思えました。今後ともご指導ご連携くだされば嬉しいです。ありがとうございました。