ファミリーセンタードケアNICUのパラダイムシフト:韓日NICUケアフォーラム2019参加報告(その3)


の続き<その3>です。

2日目に学んだり、情報交換して来たことを
報告すると

晩期循環不全についての東海大学の内山教授がご講演くださり、


京都大学の河井先生が
胎児・早産児の副腎皮質機能やステロイド療法の使い方
をご講演くださいました。
お二人とも連日の講演でしたが、二人の教授の話を
たくさん聞けて勉強になりました。


加えて、韓国の先生方が同じように韓国のNICU医療の視点で
同じ講演をしてくださるので韓日の同じところ、違うところ、
その違いの中で気づくことなどが明確化した気がします。



Exclusive human milk diet for the VLBWS in NICUという
講演をVictoria Niklas先生がしてくださいました。
壊死性腸炎の予防や新生児栄養学のお話でした。
3回目にして韓国語、日本語に加えて英語の講演も入って来た
進化を感じるフォーラムです。


毎年、このフォーラムで出会って良かったと
思える東京女子医大東医療センターの臨床工学士の
小瀧さんが保育器の機能と清掃方法についての実践的な講演でした。
看護師さんたちの学びを共有しました。


新生児医療におけるレジェンドのお一人、川口市立医療センターの
奥先生の講演、大阪母子医療センター・東京女子医大東医療センターの
NICU看護師さんの講演も含め

<すべてのNICUの赤ちゃんに母乳育児を>


<母乳バンクの実際と授乳管理>
という2つのセッションが韓国のおおくのNICU看護師さんが
集まり

韓日のNICU看護師さんたちの意見交換に盛り上がっていました。

母乳育児支援はファミリーセンタードケアの話に
大きく繋がっているのを改めて感じました。


今年も盛会な気がした韓日NICUケアフォーラムでした。
元気をいただく気がするこのフォーラムです。


夜は孫教授のガチョン医学大学ギル病院


日本、米国のNICUスタッフで

NICUを見学しました。


国や場所は違えどNICUが皆好きなんだなと思える人たちと
韓国と日本の文化の交流を感じる孫教授のNICUを見学させて
もらいながら意見交換しました。





NICUの中に日本のNICUの本や研究のテキストなどが
ありますね。孫先生は日本人の誰よりも日本の本を読んだり
研究会に参加して、日本のいいところを導入しようと
されているのがよくわかります。日本のどこのNICUよりも
NICUの様々なNICUの特性が導入されているNICUなのかなとも
いつも思います。


河井先生の著書が多く、河井先生が直筆サインされているのが
いいなあと思えていました。


前の日に続いて懇親会でした。
昨日は韓国豚、この日は和牛で焼肉です。


韓国語・日本語・英語が入り混じりながら
会話は言葉だけでないと改めて思います。


米国のVictoria Niklas先生、自分の講演について
日本語とハングル語の字幕だったけど
ファミリーセンタードケアがNICUにパラダイムシフトを起こす
ことを伝えてくれているのがよくわかった、米国で自分たちも
ファミリーセンタードNICUがいろいろなことを変えたのを実感していて
それと同じ想いがしたという英語の言葉に感謝でした。

自分が心エコーで尊敬する新生児循環器学の世界的な大家の
Seri先生と一緒に働いたことがあると伝えてくれて、
「small world」という言葉に嬉しさを案じました。

Seri先生と食事にいったときにいただいた言霊があって、
「新しいことをする時に、いいんだ、いいんだというのではなく、
こういう心配はない、あういう心配はないという懸念がないことを
証明することが大切」

「もし、君が脳室内出血を防げるすべを見つけているとしたら
自分のところが脳室内出血を少ないということで終わらず、
世界中で起きている早産児の脳室内出血、起きて当たり前と
思えている新生児科に対して、防げることを伝え続ける必要が
ある。そして、世界中で起きている脳室内出血は自分の責任
と思って、伝える努力をしていくべき」
という2つの言葉です。その言葉を胸に
日本のNICUで働いてきたことをSeri先生に伝えて
もらえたらとお話ししました。



自分とSeri先生がそういう言葉を交わしていたことを
覚えてくれている孫先生とのご縁にも感謝でした。
NICUを長い間離れるのが嫌だった引きこもり気味の
自分を初めて海外で誘ってくれたのは孫先生です。

韓国で5回目の講演でしたが韓国の温かい雰囲気で講演
させてもらう中で、
一人でも日本にいつもきてくれる
孫先生がいるからこそ、
台湾や中国などにも呼ばれたら一人でも講演にいくようになれた
と思えます。

そして、日本のNICUを知る孫先生や韓国の先生方と交流する中で
自分たちが次にしたいこと、すべきことをきづかせてもらってきたと
思います。


どちらが優れているか?などの優劣を競うのではなく、
お互いの文化や事情を知りながら、共に考えようとする
孫先生をはじめとしたこのフォーラムの関係者の皆様に感謝です。

来年は<呼吸>がテーマとのこと。
来年は「新生児慢性肺疾患の肺高血圧」を
講演してくださいと孫先生から提案を受け、そういえば、
毎年、この和牛料理店で提案されるなあと思えると
孫先生の計画性と実現力に尊敬でした。



帰路は「神奈川のイニエスタ」と皆で感謝している
内山教授と神奈川県の新生児医療のこれからなどを
たくさん話し合えたことも印象深かったです。


この日の空港はトランプ大統領が板門点で
米国・韓国・北朝鮮で会談の時でした。
いつも以上に手荷物チェックが厳しかったように
思えます。


こういう日に韓国にいたことをきっと忘れないだろうなと
思える印象深い2日間でした。



引き続き、ご寄附のご支援なども大歓迎です。
これまでご寄付くださったみなさまも含めて、是非、新しい
NICUの完成を共に8月に喜んでいただけたらと願っています。



追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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