よりよく救命するNICU循環管理を探して:第17回日本周産期循環管理研究会 in 神戸の報告



17回日本周産期循環管理研究会が神戸で開催でした。



 今回は兵庫こども病院の芳本先生を会頭に兵庫こども病院のチームワークを感じる主催のなかで素敵さを感じる神戸の街で開催でした。全国各地、韓国のNICUからも約200名の新生児医療に関わる医師で情報交換や一緒に勉強してきました。
 

 染色体異常児のお子さんの循環管理、新生児慢性肺疾患に合併する肺高血圧症に関する診療についてのシンポジウムやワークショップ、


新生児エコー・胎児エコーのハンズオンセミナー、


ピットフォールセッション、



全国各地のNICUでの診療経験や診療方法、取り組みなどの発表などもりだくさんの内容でした。



施設や地域の垣根を超えてお互いの診療の質向上のヒントを考えあうようなたくさんのNICUの皆様と交流できる喜びを感じました。
 


特別講演は米国テンプル大学心臓血管外科の豊田吉哉教授の<周産期心肺疾患に起因する重症心肺不全に対する成人期移植手術>、



 
未熟児動脈管開存症に対するイブプロフェン療法のワークショップには東京女子医科大学循環器小児科の門間和夫名誉教授や大阪府立母子医療センターの平野慎也先生の招待講演がありました。



自分の恩師である動脈管研究のレジェンドである
門間先生が神戸まで来てくださり、
自分の指導した後輩とともに研究会で言葉を交わしてくださる
ことに感動していました。
 





 神奈川こどもNICUからは、滋賀に戻られた吉田先生が「未熟児網膜症とINVOSモニターによる組織酸素飽和度の関連性」、




勝又先生が「ダウン症は動脈管閉鎖時期の検討」、




西田先生が「未熟児動脈管開存症に対するイブプロフェン療法のまとめ」、自分が「18トリソミーのお子さん達の産科・新生児科協働の家族同室しながら診療を導入した以降で、心臓病はあって家族で時間を過ごせる子が増えていること、その中で在宅医療が増えていること」、「新生児慢性肺疾患の肺高血圧の予測・診断・重症度評価などへ右心エコー検査を導入していること」の発表をしてきました。




稲垣先生がたくさん質問をしてくれていました。
 

 神奈川こども研修卒業生として、秋田の伊藤先生、青森の池田先生、愛知の宮田先生、熊本の田仲先生、倉敷の上田先生、福岡の島先生、浜松の宮原先生、静岡の植田先生、兵庫の玉置先生、岐阜の山本先生が今、取り組んでいることを講演してくださりそれぞれの今を感じて心強く思えました。


質疑応答でもたくさんの指導医をさせていただいた後輩世代の先生方との再会を感じて言葉は交わせなくても懐かしく、嬉しい再会でした。






 この研究会は<NICUに入院する赤ちゃんたちをより後遺症少なく救命する循環管理>をじっくり話し合う機会を作りたくて17年前に全国各地の先輩に参加をお願いしながら神奈川こどもで開催させてもらいました。


当時の学会は<循環>は参加者が少なく、マニアックな人たちがだけが集まるというイメージがありました。また、新生児科医と小児循環器医が意見交換できる学会は少ないので相互理解と連携向上のきっかけになっているように思えます。

17年たってみて、200名近い、語り合う仲間や後輩が増えていることを幸せに感じました。研究会の当初は脳室内出血や脳性麻痺を減らすことが研究会のテーマだった気がしますが、確かにこの研究会に参加しているNICUは脳性麻痺や脳室内出血が激減しているのを感じます。

研究会の<後遺症少なく救命>という願いは医療的ケアを少なく赤ちゃんが早くご家族と共に過ごせる、より発達しやすい循環管理を模索している気がした研究会です。

研究会のメーリングリストで事後討論会や来年度の会の告知、
日常的な意見交換を開催予定です。
周産期医療や小児医療の従事者ならば登録可能です。
横山岳彦先生(tyokoyama@nagoya2.jrc.or.jp)まで
メーリングリスト登録をお申し込みください。

 


 来年は福岡市立こども病院のホールで2020516日、17日で開催予定です。福岡で再会を楽しみにしています。

それぞれのNICUで1年間、経験したり取り組みことを福岡で語り合えることを楽しみにしています。
 
本日もそれぞれにお疲れさまでした。
明日もそれぞれの場所でそれぞれの役目を頑張っていきましょう




ご意見ご感想などお寄せくだされば心強く感じます。



下記、引き続きみなさまよろしくお願いいたします。



追加されました。クレジットカードで
こども医療センターへの寄附が1000円から可能です。
確定申告時の税控除の対象になります。
税金の使い道を指定する思いで
「新生児科指定」「NICU指定」の寄附と
してくださればNICUリニューアルオープンや、
一緒に過ごす時間を大切に過ごす
ご家族たちの応援のためにも
活用させていただくつもりです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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