双子の超低出生体重児の15年先の未来。。。
先週末は浅草で<どじょう>を食べていました。東京に住む弟が
茨城・栃木・フランス・神奈川と今は離れている家族を
年に1回食事に招待してくれます。
本当はどじょうが苦手なのに両親の希望に応えて
予約してくれた弟、、、
両親などに気遣いしてくれる昔から優しい弟です。
歯科の開業医さんとして生計を立てていること、
自分にはない優しさを感じる弟と年1回会えてうれしく感じます。
クロちゃんと呼ばれている。。。といっていましたね。
多分、18年くらい会っていないフランスで生きている妹の話を
両親や弟から聞き、そうなんだと知ることが多かったです。
をみて、妹が好きなことをして好きな街で生きていることを
よかったねとも思えていました。確かにインターネットは
離れていても人の今を知ったり応援できるツールに思えました。
毎日、一緒に暮らしていた兄妹でもいつかはそれぞれの道を
歩んでいく、会ったり電話したりという意思が少ない自分ですが
それぞれに応援していたいと思いました。
NICU卒業生のフォローアップ外来をしていると双子の兄弟・姉妹は
以心伝心の理解者がいて<わかってもらえない感>を感じづらい、
コーチし合いながら生きていけるのかなといつも話しています。
また、双子ちゃんのご家族には一人の4倍くらい大変な
育児だけどいつまでもは続かない、その先には双子ちゃんの
ご家族しか味わえない楽しみや喜びもあると思うので頑張って
くださいと伝え続けています。
内科外来のクラークさんから連絡もらったのは
中学3年生になった1000g未満だった朝低出生体重児のご兄弟の
メッセージカードをママさんが届けてくれたということでした。
小学校卒業の時はNICUの時の
育児ノートを持って外来にきてくれていました。
カードを開くとご家族や双子ちゃんからメッセージカードでした。
最近、超低出生体重児のお子さんたちのフォローアップ外来は
少なくとも10歳までは見ているのですが、その
終了はお子さんとご家族がもう大丈夫と思えたら卒業でいいのかなと
話しています。
メモでYoutubeに登山にいった様子を
伝えてくれていました。
上記の動画を拝見してよかったねと思えていました。
素敵なカードをありがとうございました。
高校受験もその先も、二人で励ましあいながら
頑張ってね、NICUから離れていても応援しているねと思えました。
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Comments 2
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サクチ
No title
NICUサポートプロジェクト
No title
> サクチさん、ドジョウと登山の話に心寄せてくださりありがとうございます。自分は大学で家を出たきり、家にほとんど戻らずです。両親を気遣っていたのは心優しい弟でした。きっといい開業医さんになっているだろうと自分より医療者に向いていると思えた弟です。
写真を撮ってもらうのを頼むときに必ず「髪多めにお願いします」といって頼むお茶目な弟です。髪少なめ、白髪が豊島家の体質なのですが、自分だけそうでないのがなぜ?という話になります。運命に勝つといって小学校時代から不老林をかけていたせいと思っていたのですが、母と父から、今は天の母方祖母の遺伝ではないかと初めて言われました。母方祖母は髪が多く黒髮だったと。その言葉が今回一番心温かく感じました。両親に反発気味に生きて来た自分に、祖母は「家族のことでぐれなくていいから、家業を継がなくていいし、あなたはあなたの道を進んでいいから。」と祖母と二人で暮らしていた頃、よく語りかけてくれた祖母です。その祖母の体質が自分にあるとしたら、それはすごく嬉しいことに思えました。