3次元エコーがもたらす未来:第63回新生児成育医学会学術集会の報告(その4)


の報告の続きです。
学会3日目、3日目の報告です。




朝7時40分からPLASE研究グループの朝練でした。
夏合宿、朝練と部活のような雰囲気があるPLASEチーム。


心通う仲間との楽しく、夢を語らう朝練に思えます。


今回は友滝先生がこの会のために京都から来てくれていたし、
朝練の準備、話し合いのリーダーを務めてくれました。
集まってよかった、これから1年間の活動目標をみんなで
立てた気がする朝練でした。

朝練終了後は、教育講演
胎児治療の現状と今後の展望:双胎間輸血症候群を中心に
演者座長
中田 雅彦(東邦大学大学院医学研究科産科婦人科学講座)
豊島 勝昭(神奈川県立こども医療センター新生児科)
の座長でした。

最前列で東邦大学の中田先生の胎児診断・胎児治療の講演を
拝聴して来ました。

双胎間輸血症候群をはじめ、胎児の命と未来を守るために
適切に診断して胎児治療を目指して来た取り組み、治療成績、
これからの展望など大変素晴らしい教育講演でした。

質疑応答も大変盛り上がり、ご参加の皆様にも感謝でした。
締めの言葉は
「自分が新生児科医になってからこんなに脳性麻痺などを減らした
治療はない気がして、TTTSのレーザー治療に感謝している。
中田先生の取り組みを胸に自分たち、新生児科医も脳障害を
減らしていく取り組みを目指していけたらと思えます」
と話して来ました。

下風先生も聴きに来てくださり感動してくださっていましたが
ぜひ、院内講演会をお願いしたいと思えるご講演でした。


座長に指名してくださった与田先生と中田先生と
学会の記念撮影。尊敬する両教授に混ぜていただき
光栄でした。


また、富山から来てくださった医学生さん、がっつりセミナーにも
来てくれていましたが
医学生時代からこういう教育セミナーに参加して興味
深かったという感想を伝えてくれることに
未来を託したい人財に思えました。

この日も予定が重なり、
北海道に戻られた兼次先生のNICU光環境の研究、
山口の木村先生が先天性横隔膜ヘルニアの呼吸機能について
神奈川こどもとして講演してくれていました。

看護師さんが災害対策のシンポジウムで講演していましたね。

それぞれのセッションで神奈川こどもの取り組みを
報告してくれていたと思います。

自分はギリギリで準備を終えて

昼からは上記の教育セミナーでした。



日本で保険診療でカバーされるようになった
イブプロフェン療法(イブリーフ)、いくつかのNICUと共同して
治験をやっていました。その取りまとめをしてくださった大阪母子の
平野先生イブリーフに関する講演の座長をさせてもらいました。
インドメタシンとイブプロフェン、両方を使えるようになった日本、
効果は同等、副作用は少ないという海外の根拠があるイブリーフの
日本で使い方を話し合う機会になりました。





自分は未熟児PDAのエコーによる診断や重症度評価を中心にお話しさせていただきました。


講演の前半はPLASE研究の研究結果、現在、
増谷先生や諌山先生が英文投稿しているデータを
報告させていただきました。


講演の後半は、自分の話したいこと、
マニアックと言われるかもしれないけど、
目指していきたいことを遠慮なくお話しさせていただきました。

技術革新を臨床現場で赤ちゃんに活かしていきたい
という気持ちをお話しして来ました。


スライドに貼り付け動画は以下です。

三尖弁や僧帽弁、心室中隔欠損や卵円孔などの
見え方をデモンストレーションしました。

スライドに貼り付け動画は以下です。
エコーの最新鋭機の技術革新を感じてもらいながら


スライドに貼り付け動画は以下です。
そういう医療技術を自分たちのNICU診療に
活かせる日を想像してもらえたらと準備して来ました。
僧帽弁や三尖弁、心室中隔欠損や卵円孔などの見え方は
自分が研修医の頃には想像もつかなった未来が今なんだと
思えています。

2012年くらいから取り組んで来たことなのですが
隔世の感を感じます。「使えない」と技術を批評していると
技術革新はおきらない、使える技術になるように使い手として
使い方を考え続けることが技術者が技術をよくしてくれと
思えていることを伝えて来ました。


動脈管の観察はまだまだと思うのですが
きっと直接、動脈管が閉じる様子を見ることが
できる日も遠くない気がしてそういう技術開発を多くの
方と目指していきたい気持ちを話して来ました。

この教育セミナーを終えた後は+

北里大学の中西教授に誘われての「医療の標準化検討委員会」
の委員会です。7,8年ぶりに復帰した気がするこの委員会ですが


全国の新生児医療の標準化や質向上についての今後の委員会の
相談に顔を出しました。

途中退席して、この学会最後の役目

の会場に向かいました。


500名を超える参加者が集ってくださった会場で市民公開講座でした。
このことは改めて書かせていただきます。



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Posted byNICUサポートプロジェクト

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