「井の中の蛙、大海を知らず。されど。。。」:第7回千葉県新生児エキスパートセミナーへの参加報告(その3)

書き残しておきたい

の続きを遅くなりましたが改めて書かせていただきます。

(その2)に書き残した初代NICU短期研修医の川戸先生の
講演の後、自分が90分間の講演をさせていただきました。


早産児の死亡や脳性麻痺を減らしたいという気持ちで取り組んできた
NICUの循環管理を経験や研究・診療の結果を踏まえて振り返りつつ、
NICUで合併症を防げればこども達が生きづらさを感じず生けていける
わけでもないと気づいての出生前からご家族にお話しし始めたこと、
NICUの中で心がけていること、このブログの続けている想い、
コウノドリの撮影協力の中で気づいたこと、
NICU卒業生のフォローアップ体制の向上などへの想いや取り組みを
お話しさせていただきました。


心寄せてくださる周産期医療者・小児医療者がたくさんいるのを
感じる千葉の皆様に招かれての講演会に感じました。


自分のやっている取り組みについて千葉県で取り組もうとしている
若手の先生方に質問などを受けて大変嬉しく感じました。

そして、
講演終了後は会場でもあったリニューアルオープンしている
千葉大学のNICUを見学させていただきました。

千葉大学のNICUのリニューアルオープンに備えて
2011-2012年に

当院に国内留学してくれていた遠藤先生。


NICUスタッフに感謝し惜しまれながら千葉に戻られてから5年です。


遠藤先生が母校に戻って設計から向き合って完成した
というNICUを訪問できることを感慨深く嬉しく感じてました。
最近、NICUに見学すると光環境や空間的な配置、電源の取り方、
などに気持ちがひきつけられます。様々な質問をさせていただきました。



ファミリールームを創ったという遠藤先生。
神奈川での研修での経験が設計にも活きているかもしれないとしたら
このNICUは同じルーツもあるNICUかもしれないと思えていました。



神奈川こどもNICUの改築にこの3年間向き合ってきた自分に
とっては先輩の思える遠藤先生の取り組みの過程やどういう風に建築に
活かしたかを意見交換できて楽しく興味深い時間でした。
遠藤先生らしい聡明さを感じる効率性があるNICUに思えていました。


NICUが森、GCUや小児科病棟が林、退院後が街というイメージで
ということでNICUや病棟にその流れを伝えるような素敵な絵が
NICUの柱や壁などに描かれていました。


遠藤先生らしい、優しさと明るさも感じて
みならいたいと思えました。


医学生が実習する大学病院にNICUがあることは周産期医療を
志す医学生を増やすためには大切と思うと常々にいっていた
遠藤先生。その通りでNICUが新生児科医や小児科を志す
きっかけになったという千葉大の研修医の先生達に出会い、
遠藤先生の地元に戻っ
頑張ってきたことが花開こうとしている
気がして川戸先生同様に遠藤先生の千葉での頑張りを
讃えたいと思えていました。


千葉大学NICU見学の後は懇親会でした。尊敬する先輩世代の
新生児科医の大曽根先生のご挨拶からスタート、大曽根先生
から千葉大学に移られての様々なお話をお聞かせいただいて
大変参考になりました。

大変チームワークを
感じる明るさのある千葉のNICUチームの皆様の中で語らってきました。

NICUだけでなく、小児科・療育関係の医療者もご参加くださり
地域の中でのNICU卒業生を連携して見守っていく体制が千葉には
自分たちよりも風通しよくあるようにも思えていました。


千葉と神奈川、東京の脇にある県で、人口が多い割に病院と医療者が
少なく、人口あたりの病院勤務者が少なく、また集まりづらいという
のは似た状況であり、お互いに共感する話も多く感じつつ、一緒に
どう現状をよりよくしていくかを話し合えた気がする時間でもありました。


東京では感じづらい地元感、地元を守る意識を持てる気がする
千葉や神奈川であったり、自分たちの場所だからこそ取り組める
ことがあるかなということを若手の先生を交えて話し合えた
気がして心励まされる気がしました。

川戸先生、遠藤先生に続き、千葉から国内留学してくださった
山浦先生、この日はNICUに居残って診療しているという
ことでしたが、頼もしく感じる後輩の先生方との出会いや
山浦先生の素敵な仕事ぶりが伝わってきて嬉しくも感じていました。


学会や研究会とは違って同世代の先生方ともゆっくり
お話しできる機会であり、お互いの時間の積み重ね、
その中で感じていることを交換できて良かったと思える
日でした。

このブログやメーリングリストでの発言で励まされてきた
といってくださる先生方の存在に自分も感謝でした。

自分がたまに書くことがある三谷幸喜さんの新撰組!の言葉、
「留学やステップアップの転職で多くの場所にいく人達が
視野は広いかもしれないけど、自分なんかは1つのNICUで
働き続けてきた。転職を勧められることも何度かあったけど
<井の中の蛙、大海を知らず>かもしれないけど、一つところで
自分の関わった人達と一緒に生きているからこそみえること、
気づけることもあるんじゃないかと思えている。
<井の中の蛙、大海を知らず、、、だけど、天の青さや
高さに知る>という言葉を胸に生きていきたいといった
言葉が今のままでいいんだ、今の場所で頑張り続けようと
いう励みになってきたと伝えてくださる先生に、
自分自身もこういう人達と違う場所でも同じ時代を
生きて来れて良かったなあと思えていました。

千葉の皆様と再会できる日を楽しみに日曜日の夜の
総武横須賀ラインでヨコハマに夜のうちに戻ったこの日でした。



どなたでもご意見ご感想など
一緒に書き残してくだされば心強く感じます。


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Posted byNICUサポートプロジェクト

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