それぞれの「For Tomorrow」を感じて:「コウノドリ」最終話への感想(後編)


コウノドリ最終話への
素敵なたくさんの感想に心温かくなっています。
感想など引き続き、一緒に書き残してくだされば
幸せです。


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の続きを書き残させて頂きます。


【羊水塞栓症に驚愕。。。】
 この手術場面はコウノドリ2の最後の手術シーンでした。
早朝から深夜まで1日、多くの医療監修の先生方と
一緒におつきあいさせていただきました。


 自分は今橋先生や白川先生、小松さん、
新井先生と行動を共にしていました。


 新生児蘇生の場でふと床をみると
真っ赤になっているシーンは驚愕でした。

「こういう経験ありますか?」と白川先生に聞かれ
「ありませんし、自分だったら母の身が本当に助かるのか
不安というか恐怖を感じる場面です」とお伝えしました。

産科や救急の監修の先生方に聞いてもしょっちょう
経験することではなく、人生において数度の状況、
妊産婦死亡になることも多い状況ということを
皆で確認しながらのシーンでした。


昔の同僚がお産で出血多量で亡くなったことを
忘れられない自分は、小松さんの気持ちがすごく
伝わってくる気がしました。

お産で生死を彷徨う状況になる
妊婦さんがいるんだということを改めて実感して、
その現場に直面したような気持ちでした。

白川先生は輸血などのポンピング、
今橋先生は動脈ライン確保や手術外への連携連絡など、
新井先生は赤ちゃんの治療を優先、
その場にいたらやると思えることを
とお話ししながら動きを決めていきました。

小松さんの気持ちの揺らぎがすごくわかる気がして、
気にかける今橋先生の姿がやはり心強く感じました。

四宮先生の「子宮がブヨブヨだ」という言葉が
産科の監修の先生方に聞くとその通りの子宮が弛緩
したときの感触だそうです。

「産科危機的出血を宣言」「クリティカルコール」
「マッシブ・トランスフュージョン・プロトコール」
と叫ぶサクラ先生の台詞が頭にこびりついています。

こういう状況の医療を
産科や救命の先生方にお教え頂き、
学びがある現場でした。

サクラ先生と四宮先生の素敵なコンビぶりでした。

産科・麻酔科・新生児科・救命科まで
連携の良さを見本にしたいと思えた診療風景。
<チーム医療の起こす奇跡>を現場で感じ、
「助かってよかった。。。」と現実のように
安堵の気持ちになりました。



長時間の撮影のチームワークも素晴らしく感じた
様々な役目を手分けして実現する
チームコウノドリの皆様の最後の手術シーンでした。

【新井先生の帰還】


 新井先生に「おかえりなささい」
ペルソナでお伝えしたら、大変素敵な笑顔で「
嬉しいです。この現場にもどってきたかったから」
という言葉に感動しました。


前回のバーンアウトでの退職は切なく、
多くの周産期医療者が待ちわびた新井先生の
帰還だということをお伝えしました。


そして、新井先生に復職後は<燃え尽きる前>
とはきっと違うと思う。

最初は戸惑っても、きっと、以前より
「NICUで働く喜び」を実感し、笑顔が多くなる気がすると
話したらすごく共感してくださった新井先生。


最終回、一度NICUを離れていたからこそ、
仕事や仲間のありがたさに気づき、素敵な
新生児科医になって戻ってきてくれた新井先生の
帰還を見届けられて嬉しかったです。

今橋先生はきっとすごく嬉しかった、
新井先生の復職、院長のサポートだったと
感謝を感じているだろうと思えた新井先生の
NICU復帰の挨拶シーンでした。

【四宮先生と小松さんの旅立ち、サクラ先生の言葉】
 最終回、撮影現場にはいなかったのですが
四宮先生と小松さんの旅立ち、
それぞれ素敵でしたね。

「自分はこの場所に残る」という
サクラ先生の別れの言葉と決意
すごく自分の心境にも
通じて共感する言葉でした。



 サクラ先生と今シリーズの最初に自分は
「家族って、あるから見えなくなることがある。
<ない>から気付けていることがある。
サクラ先生だから気づける<家族の幸せ>って
あるんじゃないかなと思えます」
とお話したことがあります。


序盤は悩みの中にいたサクラ先生、
4話以降は患者さんとご家族だけでなく、
仲間の気持ちにも寄り添う、
どんどん素敵な医師になっていると思えて、
小松さんと四宮の気持ちをくんで送り出す表情が最高でした。

<家族>というのは血のつながりだけでもないと
いうことを感じる3人の名シーンでしたね。


下屋先生に続き四宮先生の離脱、
倉橋先生は当直は難しい状況でしょうから、
サクラ先生と高尾先生、吾郎先生の3名で
当直を組むかと思うとサクラ先生たちが
心配な気持ちにもなりました。



【今橋先生の明日】
白川先生の就活などで今橋先生の
分娩立会いが増えた終盤、
今橋先生とお話しする時間が増えて嬉しくも感じていました。

 の出版で今橋先生の感じていたことと
自分が感じていたことが対になっている様な気がして 以来、
より率直に気持ちを伝え合えるようになった気がして
今橋先生とのご縁を心温かく感じていました。

スタッフの方々とも含めて、第9話以降は白川先生が
離脱の決意を聞いて、今橋先生の心の中でもどんな
ことを考えながら見送るのか?
ということを話し合っていました。

今橋先生のこれからに想いを馳せて
話し合う時間がありました。

第9話の小松さんと今橋先生の居酒屋シーンの台詞は
深夜の撮影現場で自分がつぶやいていた言葉を鈴木プロデューサー
や脚本の矢島さんが台詞に昇華して下さった台詞でした。
共感して下さった新生児科医が全国各地にいるようで
チームコウノドリに感謝でした。

白川先生と別れが近づきつつ、どんどん相棒的に
なっていく姿がすごく素敵に感じていました。

白川先生の旅立つ姿を羨ましく感じつつ、
この場所にいる自分の意味を改めて確認し、
白川先生の復帰を楽しみに改めて頑張っていこうと
思う気持ち、新井先生の復帰を心強く思う気持ちに
自分も心重なる気がしました。

素敵なメンバーが多いペルソナNICUチームの
最後の場面。


旅立ちを笑顔で見送りたいけど寂しさもある、
去る人は日々に疎し、残る方にも寂しさがある
ということを自分の一緒に追体験していた
NICUのラストシーンでした。お互いの未来を讃えつつ、
別れを惜しむ解散式に思えてました。


 
【白川先生の旅立ち】
白川先生の小児循環器科医の研修に
旅立つのは自分もそういう経験があります。

その頃の気持ちを思いだす気持ちでした。
白川先生に
初心を思い出させていただいた気がしました。



前シリーズが連ドラ出演初めてだったという白川先生、
当院にも熱心にきてくださいました。

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初期研修医時代を知る研修医が成長して
旅立つような気持ちになっていました。

伝えたこと、教えたことを真摯に実行して
くださる姿は教え甲斐のある後輩医師に
思えていました。

自分にとっては実際の国内留学の
先生方との別れに通じる気がしました。

白川先生にとっては
「帰りを待ってくれている人たち」
いることはくじけず、
一から頑張ろうというモチベーションに
つながるのかなと思えたNICUの旅立ちの挨拶
シーンでした。


今回、たくさんの患者さんと御家族、スタッフが
エキストラ出演していたのですが、<自分は出なくていい>
で避け続けていたのですが、最終回の前に
チームコウノドリの皆様から、
白川先生のラストカット、
小児循環器研修の指導医役を豊島先生に
是非、、、、と勧められました。

白川先生と最後を惜しみたい気持ちが
強くて、出演を承諾してしまいました、、、



このシーンは講談医大として北里大学でロケでした。


の日の午前中に北里大学病院にいって撮影でした。



北里大学病院の皆様の御協力の基で

外来の心エコー室を借りての
ロケだったのですが、自分の不器用さを改めて
感じる棒演技になり、撮影現場を微妙な雰囲気
とさせてしまいました。

後で考えてみると、演劇じゃないのに
大きな声でセリフをいってしまい、声が
高いですね、、、やっちまった。。。という
気持ちでした。

白川先生やチームコウノドリの優しさが
ありがたく、かつ、コウノドリを汚してしまった。。。
罪悪感を抱く後悔でした。

自己嫌悪。。。
に陥りいながら桜木町に向かったのですが
周囲にも黙りがちな出演シーンでした。

自然に振る舞えるNICU卒業生の子供達も
医療の知識は本来なくても医療者らしく
振る舞ってくれたペルソナNICUチームの
皆様にもそれぞれに尊敬を改めて感じる経験
でした。

きっと苦心して編集してくれたのだと
思います。大学病院で小児循環器医を
やることはこども医療センターの新生児科医
に戻るか人生の岐路があった自分であり、
小児循環器医の役をドラマの中ででも
させていただきありがとうございました
という気持ちでした。

ドラマの中ではNICUの後に
白川先生と下屋先生の別れのシーンありましたね。
これも同期だからこそ、同じ時代を研修医として
過ごしたからこそのやりとりに
リアリティーがあり、すごく素敵に思えました。

【ペルソナNICU最後の日】


MMカンファレンスの初日と
一緒で夜21時から看護師さんや斎藤先生合流
してNICUにいってきました。


この日でNICUチームは皆、
クランクアップでそれぞれの
言葉を感慨深くお聞きしました。
 
 チームコウノドリの皆様から
自分と中尾先生にもクランクアップの花束と挨拶を求められ、
中尾先生は「このドラマが、世の中に新生児科医という存在をつたえてくださったし、今シリーズではさらにNICU看護師さんの存在をさらに伝えようとしてくれて感謝」という言葉に共感。

2年前のクランクアップの日を以下に書き残しています。
 
 自分は前回のこの場で涙が止まらなくなり、
四宮先生に心寄せてもらったのをよく覚えている、
スタッフもまた泣くか?と思われていたようですが
不思議に悲しくなくて
「感謝しかありません。新井先生におかえりなさいと言えて、白川先生に初心を思い出させてもらい、今橋先生の言葉にたくさん共感していました。これからは今橋先生のような新生児科医になれるように自分も頑張ろうと思います。」と挨拶してきました。

 最後に今橋先生と白川先生から自分と
中尾先生に二人の名前がサインされたペルソナの
紺のスクラブをプレゼントしていただきました。


すごく嬉しくて、ペルソナの想いを受け継いで
これからも頑張っていこうという勇気をいただきました。

昼間の照明ですが実際は深夜1時近く、

これで閉鎖となるペルソナNICUから頂けるものを
看護師さんと搬出した夜中でした。


記念にもらって
きたものを自分達のNICUで使わせてもらったり、
大切に飾らせて頂ければと思っています。

それぞれの明日を応援し合いたい
気がした最終話の撮影現場でした。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  


フォローしてくださると嬉しく感じます。




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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 7

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こうの  
No title

録画していたコウノドリ全話、先ほど一気に見終わりました。
私も28週での帝王切開中に大量出血し輸血でなんとか一命を取り留めたため、特に最終回の助産師武田さんのシーンにはこみ上げてくるものがありました。
子どもを産んだ頃にこのドラマがあったらどんなに心強かったことかと思います。
NICUでお世話になった我が子ももう20歳を過ぎました。心配ばかりしていた日々が遠い昔のようにもつい先日のようにも感じます。
子どもにもこのドラマを見ることを勧めてみたのですが、「まだ心の整理がつかない。もう少し心をしっかりもってから見る」という返事でした.
幼い頃から折りに触れ出産時の様子やNICUの様子を話して聞かせていたので、このドラマは覚悟して見なくてはならないもののようです。
今回「オランダへようこそ」の詩を初めて知りました。このドラマにふさわしく温かさと人生の厳しさも感じさせ、それでも前を向いていく深みのあるものですね。
改めてNICUの先生や看護師さんすべてに感謝し、またこのようなドラマを世に送り出してくださった皆様にお礼を申し上げます。

さいとママ  
No title

コウノドリ、とても爽やかな最終回でしたね。
最後の最後で、シノリンの仮面が取れて笑顔が見れてよかった!!
シノリン推しの息子は、今はへその緒の話ばかりしていますが、NICUの場面を見て、自分が生まれた時のことに興味があるようなので、もう少し大きくなったらコウノドリのDVDを見たらいいなと思います。
私は、サクラ先生の「迷惑かけてもいいじゃない!」「頑張り屋さんの赤ちゃんを誇りに思ってください」もう、この言葉だけで、私は母としてずっと頑張っていけそうな気がします。
息子が早産だったという“オランダ”の設定は変えられないけれど、豊島先生のおっしゃる「ないから気付けること」というのは、親として確かにあるように感じます。
お忙しい中、心血を注いでの医療監修、お疲れ様でした。そして、素敵なドラマをありがとうございました!

増谷  
No title

埼玉医大の増谷です。ありがとうございました_(._.)_
公式ガイドブックも素晴らしく、制作側の皆さんがとても患者さんや医療現場に心を寄せてくださっていることが非常によく理解できました。本当に魂が宿った作品です。小児循環器を取り上げていただいたのも、感謝です。
豊島先生の演技、まじめで厳格そうな指導医の雰囲気がでていて、よかったと思います。豊島先生が出たことに意味があったのだとも思います。そして白川先生が左房容積を測ってくれたのもうれしいです。

oka*ri*2*  
No title

豊島先生
コウノドリ監修、お疲れ様でした。そして、本当にありがとうございました。先生にお礼言いたいなと思っていたら、あっという間に今になってしまいました。最終回に近づくにつれて、もう、ドキュメンタリーでもドラマでもない、新しい領域のものになっていましたね。ドラマのいろんなところに豊島先生の熱い思いが伝わってきて、今橋先生がそのまんまな感じでしたが、最後の最後でエコー指導する循環器医として出演されていた時、あまりの自然な登場に、「そうか、白川先生、豊島先生のところに研修に行ったんだ」って思っちゃいました。新井先生がNに復帰することになったのは、本当に嬉しかったです。このドラマを見た若者の中で、産科医、新生児科医になりたいと思ってくれる人がいたらいいですね。
岡野

emi*****  
No title

あらたママです。
コウノドリが終わってしまい寂しいです。
コウノドリを観ていると心が暖かくなったり、不安で押し潰れそうになったりと、様々な感情が入り交じりながら毎回観ていました。
豊島先生監修お疲れさまでした。

ぶんぶん丸  
No title

こんばんは🙇「コウノドリ」毎週楽しみに観ていました😊今回の「コウノドリ」も感動して、涙していました。一昨年に、自分が、大血管転移症で、こども医療センターで、手術を行ってから、39年経ちました。伊藤先生や西先生や宝田先生に、今でも、感謝しています。勿論、携わって頂いた。麻酔医や看護師の方々にも感謝しています。「コウノドリ」の最初に、放送されたのや、今回ので、改めて、3人の先生や麻酔医師や看護師さんに、改めて、感謝しています。これからも、可愛くて、小さい命や先天性の病気のお子さんを助けて挙げて下さい。お願いします。

しょうたろうの妹  
No title

豊島先生
ご無沙汰しております。
しょうたろうの妹です。
コウノドリの最終回を観ていたら、突然豊島先生が登場されて驚き、思わずブログを拝見させていただきました。
コウノドリは、感動したでは言いきれない、医師を目指していてよかったと思える本当に大好きなドラマです。
そんな素敵なドラマを、兄を診てくださっていた豊島先生が監修されているというのが不思議な感じもして、とても嬉しいです。
NICU、現代の新生児医療の課題、よりよい新生児医療へ、、先生の思いが節々に散りばめられているような気がして、以前先生とお話した色々なことを思い出しました。
私も大学ではちょうど小児科、産科を学んでいるところで、そういった意味でもこのコウノドリ続編はよりリアルに感じられました。
来年は4年生になり、秋からは臨床実習も始まります。あっというまに医学生生活も半分が終わりそうです。
ぜひまた、こども医療センターのNICUを訪問させていただきたいなと思いました。