人生の一貫性のなさ:先になってみないとわからないことは多い

今年の後半の7月最初の月曜日は午前中は

金沢八景駅から横浜シーサイドラインにのって


横浜市立大学医学部に向かいました。

自分にとっては高校3年生の
ときに入学したくて受験しましたが、入学試験全くわからず、
不合格を確信して金沢八景駅に戻る道の光景が今でも思い出せる
の往き来です。


ご縁があって、小児循環器学研修の同期だった横山先生のお誘いで、
横浜市大医学部循環制御医学の客員准教授にしていただき、生理学の
講義を年2回させてもらっています。

前回4月は<心臓や血管の生理学>の
話をしたのですが
今回は胎児循環の生理学
医学生に講義させてもらいました。
「病気の理屈」が<病理学>ならば、
「生きている理屈」が<生理学>なのかなと
思います。


最前列の白衣をきて医学生さんと同等以上に
一生懸命講義を聞いてくれているのを感じたは

で新生児科研修を終えて、循環制御医学の
基礎研究に専念している
斎藤純一先生でした。

斎藤先生との再会も嬉しく感じながらの
横浜市大での講義をしてきました。

導入として

昔、取材協力したNHKの番組の

という特集の動画を見せて,胎児からお産を経て出産される
赤ちゃん達のお臍や卵円孔,動脈管の特集をおみせしました。

そして、

胎児の胎盤・臍帯・静脈管・卵円孔・動脈管の役割、お誕生後の
変化などを講義させてもらいました。


人は誰でも胎盤に守られ、動脈管が胎内では開いて、
生まれた後は無事に閉じるからこそ健康に生きれる。
誰もがこういう人体の不思議の中で命をもっているんだと
いうことを医学生さんに伝えられたらと思っていました。



意識や記憶に残らなくても周産期医療に関心を持つ
きっかけの1つになれたらと思いながら
自分が話せる話をしてきました。

25年ぶりくらいに<生理学>の教科書などを
教えるために勉強し直したり、自分の医学部生のことに
ノスタルジーに浸れる気がする医学生さんに混じれる
経験は楽しくも感じています。

医学部の授業、今年から1コマ、90分から60分間に
短縮とのことで、その準備を前晩から早朝にかけてして
講義したのですが、60分のほうが話しやすく感じました。


90分間だと起承転結、飽きないように閑話や転換、質問など
いろいろ考える必要があったのですが、60分間だとむしろ
無駄少なく、一連に話せるように思えたからです。

自分が医学生時代を思い出しても90分より60分間のほうが
聞くほうとしても集中しやすいかなと思ったりしました。

人体の生理学などがどう将来の医師の仕事に直結するか
想像しづらいとは思いますが、将来の医師になるための土台作りの
講義を眠くならないように工夫しながら、そして記憶の欠片、
未来の医師の資質に何かの影響を少しでも起こせたらという
気持ちで一生懸命に講義してきました。


自分は医学生時代、大学医学部の医局に入るのが嫌で
こども医療センターにきました。

研究とか大学での教育に
興味がないから大学と離れて生きていこう
若い自分は思ったので大学の講義室には2度と
こないだろうなと思いながら医学部を卒業した日の
ことを想い出します。

20年以上経った今、自分が<試験に落ちた
大学>で医学生に<生理学の講義>をしている
ところに人生の一貫性のなさというか、
先になってみないとわからないことはあるな
と思えていたこの日でした。

講義の終了後は横山先生とこの教室で動脈管などの
基礎研究に今は取り組んでいる斎藤純一先生と昼食をとりながら
研究や診療の意見交換をして楽しい時間でした。

今年10月に開催予定の

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横山先生の動脈管の基礎研究が世界的な生理学の教科書に
引用されたということを聞いて嬉しく感じたり、斎藤先生が
基礎研究者として成長していい研究成果を出しつつあるとい
うことなどをお聞きできて大変心強く感じました。

基礎医学と臨床医療と今の役目は異なりますが、
昔からの仲間を感じる横山先生と斎藤純一先生との
再会と語らいに勇気を頂く気がした時間でした。


そして、こども医療センターに復帰しました。
午後のことはまた、改めて書かせていただきます。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 2

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sou*****  
No title

わたしも就職試験で落ちた会社に入社した会社の仕事で出向くようになり、
落ちた時に終わった!と思ったけど、こういう形の関わり方もあった!と思いました。
今から思えば、若い頃は色々なことを決め過ぎてたなと思います。
こうに決まってる、きっとそう、とか。
自分で思うより人生って本当にわからないものですよね。
そう思えるようになったのは病気の子供を産んだこともあるかなと。
不可抗力に振り回されたり、思いもよらぬことが次々起こるので、
どうとでもすぐ対応出来るように
自分をニュートラルに入れておくようになったなと思います。
結果、だいぶ視野が広くなったような気がしています。
(単に年の功かもしれないですが)
決めない自由をくれた息子に感謝です。

NICUサポートプロジェクト  
No title

> sou*****さん、「若い頃は色々なことを決め過ぎてたな」という言葉に共感、「決めない自由をくれた息子に感謝」という言葉に感動でした。いつも素敵なメッセージに心励まされています。ありがとうございました。