再会し、新たな取り組みを一緒に。。。

先週の木曜日の続きです。

NICUに4年ぶりに顔を出して下さり再会を喜び合っているのは

に登場して下さっていた野口先生です。北海道の小児病院でその後
北海道のこども達にがんばっていらっしゃいました。


短期研修医の同期の山本先生の後輩である吉田先生と挨拶している
様子にご縁の広がりを感じました。

野口先生、名字が阿部先生に変わり、関東に転居されてきました。
小児科学会で再会したときに、週に1回、自分の研究補助員として
仕事を手伝ってくれないか?とお願いしました。

引き受けて下さり、その任務の説明を聞きに久し振りに
神奈川こどもNICUにきてくださった阿部先生です。

今月から札幌医大にいた阿部先生と北海道大学の
盛一先生に週1ずつ、顔を出してもらって、昨年から
このプロジェクトを担当してくれている友滝寛子先生と
3人でチームで自分が研究サポートをお願いすることになりました。


盛一・阿部・友滝寛子先生に
手伝ってもらいたい研究のビジョンを伝えさせていただいた
木曜日午後でした。

まず、

で話したようなお話をしました。

NICU卒業生の発達支援や家族支援はNICU退院時に
始まることではなく、集中治療一辺倒でないNICU環境を
作り、NICUの中から助走をつけてのNICU卒業生の発達
支援体制を構築したいという構想をお話しさせていただきました。


この先に進むために
NICUのハード面や赤ちゃんと家族と医療者の関係性を
変えていきたい。。。

そして、入院中から退院後の
のように取り組んできたNICU電子退院手帳のような患者家族の
NICU卒業後のロードマップ、寄り添えるようなフォローアップ体制を
作っていいき、その中で赤ちゃんの発達支援が本当によりよく出来ないかを
確かめていきたいというこれまで自分達がやってきたことに盛一先生と
阿部先生に加わってもらいための想いを伝えていた自分でした。


心寄せ、関心とモチベーションをもってくださるのを
感じた盛一先生と阿部先生の加入を心強く感じていた自分でした。

今後のNICU入院ご家族を応援するプロジェクトの方向性を
4名で話し合えて夢が広がる気がしました。


上記の説明の中でちょうど使っていたスライドに阿部先生が研修時代に
生まれていた超早産児のお子さん達のご家族も多く、それぞれのご家族の
その後を伝えられて嬉しい時間でした。

ちょうど、講演を終えるくらいでNICUを訪問して
くださったスライドの中に登場していた


しゅうやくん・りょうやくんのパパさんです。
この日は学校の先生としてのご訪問、
企画して下さった今週火曜日に秋葉中学で開催予定の
教員・PTA役員・地域の自治会長さん達などが集まる
地区懇談会でNICUの講演会の相談にきてくださいました。


のインタビューで
「今回も母性病棟,NICUと多くの人達が昨日生まれたりょうやくんを
見守ってくれていることを感じ感謝している。そして,医療者だけでなく,
両親,祖父母,兄であるしゅうや,ここで出会った患者家族の皆様と
大きなチームNICUの1員になっている気がして,
こどもたちの成長をお互いに
みんなで見守っていけることをありがたく感じている」
という趣旨の言葉を伝えて下さっていたパパさんです。
東戸塚の街の方々を集めての講演会を企画して下さることも
この延長線上にあることと想い、
チームNICUの心強い仲間と感じています。

小児医療と教育現場の相互理解と協力の質向上を
目指していきたいので火曜日の講演会もそういうきっかけ
の1つになればと思います。

NICU卒業生の親御さんが、NICUの外の役目や仕事で
再度、NICUにきてNICU応援の活動をしてくださる、
<NICUの中と外の架け橋>になってくださることは
何よりのことに思えます。




この日は講演会に向けてのアンケートなどの結果を持ってきて下さり
講演内容などを少し相談させていただきました。明日の講演会も
自分だけでなく、是非、教員としてNICU卒業生家族としての言葉を
お伝え下さいと話した自分でした。


せなちゃんの面会に入っているママさんをNICUの外でパパさんと
まっているNICU卒業生のあいなちゃんとゆうなちゃんにも会えて
嬉しい夕方でした。2人にお姉ちゃんになって良かったねと
伝えた夕方です。


夕方のNICU、、、ママさんと一緒にいるところに
目が合ったのは先天性横隔膜へルニアのちさきさん。


先天性横隔膜へルニアの女の子達は皆、
目が綺麗だなあと思っていたのですが
ちさきちゃんも黒目の綺麗な女の子に成長していますね。


夜のNICUの緊急入院、、、NICUは今も続いています。


NICU卒業後の支援の役目が多かった木曜日ですが、今、NICUで
頑張るお子さん達と後輩世代の先生方
の相談にのって終了の木曜日でした。

コメントでなくても毎日,下記をクリックしてくださっている
皆様にも新生児医療を社会に伝えるお手伝いをしていただいている
と毎日感謝しています。ありがとうございます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
下記に参加してみました。
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ブログランキングで上位になって
いました。
みんなで身近に感じてもらえるきっかけを作れたらと
思います。下記のどれかにクリックしていただけると嬉しく感じます。
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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 5

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みぃ  
No title

豊島先生、先日はお忙しい中、話を聞いて下さりありがとうございました。
2階に行っても、みなさん忙しくて誰にも会えず帰宅しました。
ブログを見ていても前の私の様に今、色々な問題と戦っていたり、みなさんが忙しいのがわかります。
もう、私が助けてもらう場所では無いとわかっていても、まだ、私の中では気持ちはあの時のままなので、なんだか寂しくなります。
それでも、豊島先生が声をかけてくれてありがとう。また来てください。と、言ってくれて、涙がでるほどありがたかったです。
先日少し相談させて頂いた事で、赤ちゃんが亡くなり私だけでなく、兄弟、姉妹にも大きな影響があります。
病気では無いけど、その後の相談ができる場所があれば、教えて下さい。
病気では、ありませんが大切な赤ちゃんが亡くなり、その後の人生、生活が全てかわりました。いつか、私のような経験をした人が相談出きる窓口が出来たら嬉しいです。
やっぱり医療センターは赤ちゃんが生きていた場所、信頼出きる医師や看護師さんがいる特別な場所です。

みぃ  
No title

続き
ちょうど、昨年の今頃に赤ちゃんの病気が見付かりました。もうすぐ入院した日、長い入院生活、そしてシュッサンシ赤ちゃんが亡くなった日が近づいてきます。自分は大丈夫だと思っていましたが、あの日と同じ空の色。あの日もこんな匂いの空気だった。あの日と同じような高い空だ。と思うと胸がざわつきます。
お忙しいと思いますが、また、会いに行かせて下さい。
忙しかったら、すぐに帰ります。
元気をもらいに顔だけ見に行かせて下さい。
辛くなった時は主治医や看護師さん、科長さんが言ってくれた言葉を思い出します。
せなくんママさんの優しさにも救われています。出会いを作ってくれた豊島先生には、本当に感謝しています。
私の話ばかりですみません。
あの日が近づいてきて、つい書き込みしてしまいました。
皆様の健康と御活躍、心からお祈りしています

NICUサポートプロジェクト  
No title

> みぃさん、お会いできてお声かけ下さりありがとうございます。いつまで、きてくださればと想います。誰かがお話を必ずお聞きしますよ。いつも読んでくださりありがとうございました。せなちゃんのママさんにもお会いした先週末でした。お子さんが残してくださったご縁を大切にしていきたいですね。

yuk*_*123  
No title

豊島先生、毎日お疲れ様です。そらママです。
野口先生、相変わらずのお美しさで(*^_^*)お元気そうで、何よりです。
関東に転居されたとのことで、(ご結婚おめでとうございます)豊島先生たちと、ご一緒に、NICU入院ご家族を応援するプロジェクトに参加されるなんて、本当にありがたい事です。
退院後の卒業生ご家族が、ご自分のお仕事を通して、社会とNICUとの橋渡し役をしてくださるのも、本当にありがたいです。
KCMCがどんどん成長し、より良くなっていく姿に、わたしもとても励まされます。
先日、私事ですが、そらが熱性痙攣でKCMCに救急搬送していただきました。
そこで、NICU入院時にはまだ新人さんだった看護師さんに対応していただいたのですが、手際の良さ、対応の丁寧さ、私の拙い質問に対する受け答えも、本当に頼もしくて、有難かったです。病院とともに、働く方々もどんどん成長されていて、本当に頭が下がります。
病院によって、まだまだ対応の差がありますが、ここから発信された事が、子供達が大人になる未来にはスタンダードになる世の中でありますように。
私も何かの力になれますように。

NICUサポートプロジェクト  
No title

> そらママさん、人生は離れたり、また出会ったり、旅だなと思えたりします。野口先生の復帰に気づいて下さり嬉しく感じました。NICUが改善していくというのはそこにいる人間達が今のままでいいとは思わず、それぞれが成長や変化しながら、みんなでよりよい場所を目指すからこそと思えています。そらママさんの言葉はそう言う気持ちをもつ動機になります。いつも応援して下さり、一緒に考えて下さり、患者家族としての気持ちを伝えて下さり感謝です。そらくん、熱性痙攣、その後ないことを願っています。次の外来でまた、そのときのことをお聞かせ下さいませ。