百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行動にしかず、百行は一果にしかず:東京女子医大八千代医療センターでNICUエコーの質向上の情報交換会


水曜日は2時間の電車の旅でたどり着いた
千葉の八千代中央駅から徒歩10分



東京女子医大八千代医療センターを
訪問して参りました。

訪問理由は


の全国35施設の多施設共同研究を進めるに当たっての
疑問点などを共有して一緒に考えるためです。


3月に新潟大学を訪問しましたが、続いての
千葉県への訪問です。



せっかくですので夕方のNICU回診に
参加させていただきました。

東京女子医大の本院の循環器小児科で昔働いていた
自分であり、そのとき、お世話になった看護師さんと
再会してうれしかったですし、現在、神奈川こどもに
短期留学中の山浦先生から日々お聞きしている八千代
医療センターのチームに1日だけ加わられる機会を
嬉しく感じました。


本当は山浦先生も1日だけの里帰り訪問の予定でしたが、神奈川で
他院からの緊急転院・緊急手術の患者さんの担当をお願いすることに
なったので、山浦先生に神奈川の留守を守ってもらいつつ、山浦先生を
貸して下さっている千葉のために自分が千葉に訪問するという形の
連携の1日かなと想えました。

Early CPAPと呼ばれうるような
早期の経鼻陽圧換気(nasal DPAPなど)の呼吸管理法の
模索をしている八千代医療センターの皆様のお話を
21床のNICUを回りながら様々な情報交換が出来て
気づきをいただいた気がしました。

挿管しないことを目指しながら、期を逸せず挿管するときは
挿管しているという判断力やきめ細やかさを
感じるお話をお聞きしつつ、拝見させていただきました。

「百聞は一見に如かず」と感じる見学してよかったと
想える時間でした。

気管内挿管するしないだけで決まらない出生前診断から
NICU管理、在宅医療まで様々な要因の部分を情報交換
できて大変興味深く感じた回診でした。

チーム全体のメンバーが若く、前向きで
明るさを感じる気がして、交じっていて楽しく
感じる八千代の皆様でした。山浦先生に感じる
雰囲気や素敵さをチーム全体から受ける気がしました。

病棟の雰囲気も
優しげな空気をすごく感じました。

また、早産児だけでなく、神奈川と千葉の周産期医療
やNICUの現状や文化、課題などをお互いに話し合えた
気がして嬉しい時間でした。


回診で1時間30分くらいはなしつつ、
その後はカンファレンス室でレクチャーを
聞いていただきました。


山浦先生と一緒にこられないのは
残念だけど、山浦先生いない方が遠慮無く、山浦先生の
神奈川の日々を千葉の皆様に伝えられるし、山浦先生に
感じている長所に思える部分を褒められる
ような気もしていました。





PLASE研究につながったそれまでの研究の背景をまず自分なりに
お話しさせていただきました。

そのうえで、今回のプロジェクトの
ミッションを伝えられたらと想いました。



PLASE研究を含めた未熟児動脈管開存症の
レクチャーをさせていただきました。


実際の心エコー画像をたくさんだし、重症や緊急な状況などの
所見をお見せしつつ、心エコーの活用法を追体験してもらえたらと
想いました。


3次元エコーの画像も交えて心臓を立体的に紹介してイメージして
もらえたらと想いつつ、


今回のプロジェクトでみんなで関心と興味をもってもらえたらという
部分をお伝えさせていただきました。



どういうところで測定誤差が生じそうかという部分を確認もしてきました。



今回、みんなで確認できたのは肺静脈を避けようとしすぎて
左房の後壁までトレースできていないのではないかという
部分を感じ、左房径をあいまいにしないためにも左房の後壁まで
しっかり描出と測定しようという部分でした。通常の左房には4本の
肺静脈が流入していますが、かならず左房壁はしっかりとあるわけで
その部分の描出と判断が大切かなと想えていた意見交換でした。



八千代のリーダーの佐藤先生のご提案で
慢性肺疾患との関連性や長期予後についての影響などについてを
神奈川こどもで感じていることなどをお話もしてきました。


世界的な論文だと手術が予後を改善するかは不明という現状ですが
当院の心臓外科の先生方が調べたデータだと、手術を受けたからといって
発達遅滞が増えると言うことはいえず、適切な時期に適切な手術を
することでよりよく救命できると感じている部分をお話ししてきました。
そのために心エコー検査も大切なツールと信じている部分を
お伝えしてきました。


施設の垣根を越えて、連携していくためにも同じような検査手法を
身につけていくことが大切かなと思えていることをお話ししてきました。





その後はNICUに戻って若手の先生に心エコーをやってもらいながら
エコーの実技指導をさせていただきました。左房をはかる云々の
以前に、エコーゼリーやエコーのプローべの使い方などを
肺がかぶって心臓が見えづらいときの対処法などを
デモンストレーションしながら伝授させていただきました。

新潟でも感じましたが、エコーをどう計測するか?という
以前にどうしたらみえやすいエコー画像が得られるか?などを
実際の診療場面でお伝えする意義を感じたりします。


自分達は研究成果を出すために多施設研究をしている
わけでない、データは取らされ感でみんながやるようだと
こういうことの成果もでない、、、

普段の日常診療をお互いによりよくしたり、一緒に
患者さんを診られない施設間でも情報を共有して
一緒に考えられるためにも心エコーの検査などを
精度管理、質向上していきたいし、それが出来るような
気がしてきた新潟に続く、八千代訪問でした。

八千代の先生方の頼もしい笑顔や
若きリーダーの佐藤先生の「百聞は一見に如かず」
という言葉にご訪問した甲斐を感じておりました。


16時に訪問して21時まで情報交換していたと
想うことをたくさん語り合えた時間に想いながら
八千代医療センターを後にしました。

八千代中央でおしゃれに感じた


で1時間だけ食事しながらの交流会、
佐藤先生と大塚先生とお話しできて印象深い
時間でした。

深夜になる前に横浜に戻りたいと思って


22時の電車に乗って、
千葉・東京・神奈川に戻ってきた
水曜日の午後でした。

帰り道で村田選手のサヨナラヒットに心身ともに
励まされつつ心に去来していた想いは。。。

・「百聞は一見にしかず」
(いくら聞いても、自分で見なければ分からない)

・「百見は一考にしかず」
(いくらたくさん見ても、自分で考えなけれは身につかない)

・「百考は一行にしかず」
(考えているだけでは世界は変わらない。
「行動」を起こすこことで世界は変わり始めるかも)

・「百行は一果にしかず」
(どんなに行動しても、結果を確かめなければその先には進めない)

今回のPLASE研究はどこのNICUでも心エコー機器が
常備して、新生児科医が日常的に心エコー検査をしてきた
日本の文化がその先に進む。。。プロジェクトなんじゃないかなと
改めて想いました。

「聞く、視る、考える、行動する、確かめる・・・」
そういうことを同じ時代に新生児医療や小児循環器医療に
携わい出会った人達のご縁で成就していけたらと
八千代の皆様の前向きな雰囲気の中で自分も励みを
感じた気がしました。


0時直前に弘明寺に戻りました。


折り返し地点に近づきつつあるPLASE研究ですが
惰性になるのでは亡く、後半に向かってラーニングカープが
上がってやった意義をみんなで感じられる、その先の
挑戦につながるような多施設共同プロジェクトになればと
思っています。

新潟、八千代に続き、お呼びいただける限りは
研究費で交通費は捻出できるのでどこのNICUにも
報恩したいと想います。PLASE研究参加施設の
35施設のNICUの方にはご遠慮なくご希望いただければと
想っています。

コメントでなくても毎日,下記をクリックしてくださっている
皆様にも新生児医療を社会に伝えるお手伝いをしていただいている
と毎日感謝しています。ありがとうございます。
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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 6

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tom*****  
No title

八千代医療センターの訪問、ありがとうございます。
久しぶりにNICU内をみました…。
懐かしいやら、寂しいやらです。
もう二度と入れない場所ですからね。。
主治医佐藤先生のお顔も久しぶりにお写真でみられて、嬉しいです。
「百考は一行にしかず」
好きか嫌いかなんて誰も聞きませんが、この言葉、好きです。
やってみなきゃ、わからない。
トライしたい。チャレンジしたかった。
いろんな思いが、私の中にあります。
千葉の仁の母ちゃんより

NICUサポートプロジェクト  
No title

>千葉の仁の母ちゃんさん、仁君とご家族が過ごしたNICUなんだなと想いながら見学させていただきました。優しい空気感のNICUと感じました。

ルイえびぞう  
No title

今晩は、ルイのパパです。先日の野球ではルイのことを色々と気にかけていただき、本当にありがとうございました。先生の言葉はいつも私の心にしみるなぁ~50歳手前にして私の社会的役目は、これから活躍する若者たちに私の経験と技術を伝えること。息子ルイには可能な限り新しい情報を体験させてあげること。この2つなんだなぁと日々思っていて、「百聞一見」は母親、亡き祖母から私が幼き頃から聞かされていたこと、そして私が幼き頃から体験させてもらったことは、やっと今になり理解し行動しようとしている。すごい大切なことなんだなとわかり始めた感じで、それを実践しようと日々過ごしている今。なかなかうまくいかないんだけど、私なりに続けることが大事なことなのかなと思います。とりとめもない文章ですが、先生の言葉にはいつも勇気づけられます。ありがとうございます。
さぁ明日もガンバるべ

NICUサポートプロジェクト  
No title

> ルイえびぞうさんとルイ君に直にお会いしてお話しできたことが嬉しい前回のNICU野球親睦会でした。コメント欄で想像していたとおりの男気を感じたルイえびぞうさんでした。上記のように心寄せてしっかりと読んでくださり想いを受けて止めてくださる気がしてこちらこそありがたく感じますし、励ましをいただく気持ちでした。明日もお互いにそれぞれの場所でそれぞれの生きる役目を頑張りましょう。

DIC_GOLD  
No title

・「百聞は一見にしかず」
(いくら聞いても、自分で見なければ分からない)
・「百見は一考にしかず」
(いくらたくさん見ても、自分で考えなけれは身につかない)
・「百考は一行にしかず」
(考えているだけでは世界は変わらない。
「行動」を起こすこことで世界は変わり始めるかも)
・「百行は一果にしかず」
(どんなに行動しても、結果を確かめなければその先には進めない)
これって、良いですね。

NICUサポートプロジェクト  
No title

> DIC_GOLDさん、<百聞は一見にしかず>に続きがある、「聞く、見る、考える、行動する、確かめる」という段階に共感してくださりありがとうございます。自分も意識してみたいと思えるこれらの言葉でした。ご感想嬉しく感じました。