「厚生労働省内定者勉強会」でNICUの講演を担当

前の記事の続きです。17時30分に横浜にある
新生児集中治療室(NICU)でて、東京、霞ヶ関に
いってきました。東京生まれですが正直、初めて
に思える霞ヶ関という街でした。

ニュースなどでよくみるアングル、厚生労働省に
庁舎にはじめて入り緊張しました。

なぜ、厚生労働省にきたかという2010年に学生さん達に
依頼されて看護大学で<NICUの命の講演会>を担当させて
いただいたことがあります。そのときの講演会に参加して
新生児医療を志望するきっかけになったという看護師さんが
2年前に自分の病院に就職してくれて、こういう学生さん達に
話すことが未来につながることを実感して感動したことがあります。

今回の講演会もその看護大学の講演会にでていたという学生さんが
来年度に厚労省に就職することがきまったそうです。周産期医療に
関わるようなことを厚労省でしていきたいという気持ちもお持ちで
来年度の厚労省内定者の人たちと一緒にもう一度講演を聞きたいと
いう丁寧で、かつ熱意を感じるお手紙をくださいました。


内定者の方々だけでなく、
現在、厚労省でお勤めになっていらっしゃる行政官の皆様、
周産期医療や厚労省に関心のある学生さん達などにもお声をおかけくださり、
平日の19時から21時という講演会に関わらず、大変たくさんの方がお集り
くださった
「厚生労働省内定者×医療系学生第一回勉強会」
という集まりでした。

講演は2本だてで最初に、厚生労働省の母子保健課の行政官の
かたから、「母子保健の現状と施策」という講演でした。
少子化の日本の中で母子保健をどう支援していくかという
行政の取り組みや制度設計の考え方などを自分自身も学べた
気がして貴重な時間でした。

その後で、自分が講演をさせていただきました。40分間という
講演時間でしたし、法学部出身の方も多いとお聞きしたので
内容を自分なりに参加者の皆様に合わせらたらと思って前の
晩から準備しておりました。

まず、最初にNICUに入院したことのあるお子さん達やご家族の
気持ちを感じてもらえたら、患者さんや患者さんの家族の
気持ちに心を寄せ、こういう人たちを支えたいと
と思う厚労省の行政官になってくださったらという願いを込めて
村田さんがはじめてテレビのスポーツコーナーでNICUのことを
語った<朝ズバッ>3分間の特集を放送させていただきました。


限られた時間だったのでちょうどよい短めの特集かなと思って
久しぶりに自分でもみたのですが、、、NICUを退院して間もない
時期のインタビューであり、せつせつと気持ちを語っていらっしゃる
村田選手の姿に改めて感動しました。

生と死の境のような時期を経験し、自分のこどもだけでなく、
同じように頑張っているこども達がいるNICUに長く通う中で、
こども達をみていたら、自分はもっと野球を頑張れる!
という気持ちになったという言葉。

NICUを経験した後に、2年連続ホームランキングなどになれて、
息子さんやNICUの経験のおかげで、今の村田修一という選手は
出来たと思える。だから、NICU医療を応援していきたいという
想いを伝えてくださっていました。みのもんたさんが涙が止まらなく
なっていたのが印象的な放送でした。

NICUのことを少し動画で感じてもらって、

その上で、自分の講演をスタートさせていただきました。




医療の進歩と医療の限界。。。
救命医療、NICUの有終の医療、在宅医療、長期入院、、、
このブログに出てくださっている皆様の言葉を中心に
それぞれのご家族の物語を伝えて、そこから何かを感じてもらえたらと
思いました。

前半は神奈川県でこれまで23回開催してきた
NICUのいのちの授業」で話しているような内容を
凝縮してお伝えし、その上で、現場の取り組みというつもりで
自分なりに未来の厚労省、日本の医療行政を担ってくださる
後輩世代の皆様にメッセージを送らせていただきました。

そして、再度の朝ズバッの過去の放送を流させていただきました。

についての取り組みを報道してくださった朝ズバッの特集です。

<朝ズバッ>のスタッフの皆様にまとめていただいた特集は
医療と報道の連携の賜物な気がして、
こういうときに心強いツールに思え、改めて感謝でした。

その上で、
にまとめてくださった自分がNICUで出会った人たちと自分の場所で
取り組んできたことを写真付きで講演させていただきました。
後半は医療者の視点というつもりでお話しさせていただきました。


けなげに早産や病気に向き合うこども達、
損得勘定を越えた想いで寄り添うご家族、
同じく、就労環境や待遇などの損得を越えざるを得ない
状況の中でも立ち去らずに働いている医療者達の気持ちなどを
伝えられたらとも思いました。



社会の中で働いていても孤独を感じたり、
立ち去りたいと思ったりした気持ち。
愚痴るのを辞めて、誰かや何かのせいにしないで
自分や自分の周囲の人たちで出来ることからはじめて
いこうと思えた当時の気持ちを話させていただきました。


他力本願という言葉は、人任せという意味ではなく
本来は<自力を尽くした人に、他力はおこる>という
ような意味であるということを伝えながら、


行政や政治家の病院視察は患者さんや現場の医療者に背を向けて
それをバックに病院長と記念撮影して終わるようなセレモニーになっては
いけない。

現場の患者さんや患者さんご家族、看護師さんや現場の
医師の願いに心を寄せるような現場訪問をしていけたらと
いう気持ちも伝えて、そういうことから現場と行政が連携できる
解決策が生まれるのではないかと気持ちを伝えさせていただきました。



短期研修制度の話しや、自分が実現したいと感じている
人財育成の話し。




患者さんご家族同士、患者さんご家族と医療者との
相互理解と連携を高めたいと思っているNICUサポートプロジェクト
の話し。自力を尽くして他力がくるまで現場でみんなで
踏ん張ろうという気持ちを話しました。


NICU野球親睦会のコンセプト。


村田選手のささえるん打基金プロジェクトの話し。


多くの人たちにNICUのことを伝える場になっている
NICU学校プロジェクト。


若者に<やり甲斐>をなんとなく感じてもらえたら、きっと
いい人財がたくさん集う医療現場になれるのではないかという
想いや、医療と教育の連携で<いのちの大切さ>を教育現場で
伝えたり、医療とともに生きているこども達やご家族の
生きづらさを感じないですむ社会に向かえるのではないかという
気持ち。

医療が教育と連携が大切なように、厚労省と他の省庁の連携で
よりよいことが起きるのではないかという気持ち。

人と人の相互理解と連携が進めば、それだけで人の気持ちは楽になり、
大きな力を発揮できるのではないかという願い。


NICUを様々な視点で取材してもらった本の話し、
このブログの話しなどをしてきました。



毋児保健という言葉に父の存在はないかもしれない。
医療の改善には<親子保健>というような視点をもつことが
今後は大切ではないかという提案。



医療者であろうとなかろうと、
障害があろうとなかろうと様々な人たちが
お互いを尊重し、支え合い<共生>していける
ような交流が広がればと思っている。

医療も社会も、
孤独を和らげ、それぞれの場所で一緒に生きていけるのではないかと
願っていること。そういうことを医療と行政の連携を高めて
やっていけたらと願っている気持ちなどをお話しさせていただきました。

厚労省の母子保健課の方から内定者の皆様への言葉
「霞ヶ関と国会の中で完結するような考え方にならない、
現場に足を運び、現場の人たちと一緒に考えるような厚労省の
行政官になって欲しい」という言葉に大変共感しました。



大変多くの方が質問してくださいました。その質問に
自分も気づきを頂きましたし、こういう交流が増えていけたらと
思えました。

医療や労働の行政を良くしていきたいと志している
若者も皆様が大変心強く感じました。

将来のご活躍を期待したい厚労省内定者の皆様や
医療や行政に関心の高い学生さん達でした。


2つの講演会の後はグループワークがあり、各テーブルで
感想を聞かせてもらったり、意見交換させてもらいました。

ここではガイドラインのことや<周産期医療の質向上プロジェクト>
などの話題にもなり、その話しもさせていただきました。

報道者の人たちとコラボした
同時期のNICU取材だけど、それぞれの視点で
救命医療や有終の医療、障害児医療などを描いて
くださった下記の3つの本、


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救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか (ロハスメディカル叢書 1)http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ktoyoshi08-22&l=as2&o=9&a=4990346157
を読んでくださっていた人たちが多いことにも驚きました。
出版の意義などは時間を経てでてくるものだとも感じました。

報道や行政批判することに生きている時間を使うよりは
報道や行政と一緒にこういうふうに話し合ったり一緒に考えることに
時間を費やすことの大切さを感じさせていただきました。

4年前の看護大学で講演で出会った2名の
言葉で勉強会の終了でした。

看護大学からなぜ、厚労省を目指したか? そしてなぜこういう講演を
開きたいと思ったのかの言葉に大変共感しました。

「政策は行政が作るもの」でなく、 <現場の力の大きさ>に大切にする
、今後現場からの政策形成がより重要になってくると思ったという気持ち。

「医療現場にできる事の可能性の大きさや医療現場と厚労省がどう向き合っていくべきか」
について考えるきっかけを内定者たちが医療系学生とみんなで一緒に考えたかったという気持ち。
を伝えてくれました。

まだ、内定の段階でこういう企画や実現してくださった
人がいることに感謝し、こういう人たちが集う厚労省の未来も明るい、
医療現場を明るく照らしてくれるかもしれない希望を感じましたし。

そして、同じく

深夜勤務明けだけど同行してくれた、4年前の看護大学生であり、
今は頼れる若手看護師さんになってくれている看護師さんが
勉強会の感想と自分の想いを伝える言葉に驚いた自分でした。

看護学生のときに考えていたこと、実際にNICUの現場で働き始めて2年間で
感じてきたことをNICUで働く看護師さん達の共通の願い
<大変な職場かもしれないけど、赤ちゃんとご家族に大切にしたいし、
日々癒される気持ちを大切に現場で看護を学んでいるということ>

<医療者が現場で仕事をしていくことで気づくことや学ぶことが多いように、
行政を考えてくださる皆様にも医療現場を一緒に感じてもらえたらという気持ち>

<グループワークで様々な意見に触れて様々な気づきを感じ、
医療をよくしていくことは現場で頑張る人と
制度を考えていく行政との交流が大切と感じていること>

など、仲間ながら厚労省の方々の前でしっかりと自分の言葉で
現場と医療と行政を語ってくれた看護師さんに尊敬を感じた挨拶でした。
多くの人に聞かせたかった素敵な挨拶でした。

こういう考え方ができ、現場で笑顔を大切に働いてくれる
NICU看護師さん達がいることはNICUの未来も新生児医療も明るい!
という希望を感じました。

行政から考えるか、医療現場から考えるか、視点は違えど
同じ志を感じる2人の異口同音の想いを感じました。
それぞれの場所で研鑽を積みながら連携して、
よりよい小児医療の未来を一緒に目指してくださればと思いました。

こういう2名に出会うきっかけになった4年前の看護大学生
さん達の講演会を当時企画してくれた学生さんにも改めて感謝を
感じましたし、後輩世代に向けての授業や講演会の意義を改めて
感じた勉強会でした。

講演会終了後もたくさんの方々が質問や感想を伝えにきて
くださいました。若者ならでは一生懸命さやまっすぐさを
感じる言葉の数々を触れられて若返られた気がしました。

厚労省内定者の皆様で小児病院訪問ツアーをするという企画や
小児医療をもっと知りたいと言ってくださった医療系学生の皆様、
看護大学での再度の講演会の企画など、これからの企画で盛り上がった
時間でした。

こういうことはプライスレスなことで
未来をみんなで作っていく機会だと思うから
時間を必ず作るのでみんなで実現しましょうと盛り上がりつつ、
霞ヶ関を後にしました。

大変印象に残る夜でもこうこうと灯りのともる
霞ヶ関の町並みでした。


横浜、弘明寺に戻ってきたのは0時近くになりましたが
翌日はNICUフォローアップ外来なので遅刻厳禁、ぼんやりしている暇なしなので、、、
と思いつつ、1日を終えました。

講演に出てくださった皆様など、改めまして
以下にご感想や豊富などコメント欄にお寄せくだされば
嬉しく感じます。

今後ともそれぞれの場所でそれぞれの役目を果たしつつ、
お互いに連携しながらみんなで未来に向けてがんばっていきましょう。

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