子供虐待対応の院内講演会に参加 (「救児の人々」と仙豆)


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月曜日の
続きです。


夜は小児虐待の講演の予定もあったので夕方に
新生児集中治療室(NICU)に戻って不在中の仕事を
急いで済ませていました。


留守を守ってくれた北海道からの国内留学組の古瀬先生と
二井先生、手にしてほおばってい豆は


<仙豆(せんず)>と書かれていますね。疲れているときに
疲れよふっとべという想いを込めた仙豆アメですね。


一緒に学校の授業にいってくださった指導医をさせてくださっている
新生児科医志望を表明してくれている稲垣先生、初期研修時代に
<新生児科医になりたい>と友人医師に伝えたら、手にしている


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救児の人々 ~ 医療にどこまで求めますか (ロハスメディカル叢書 1)http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ktoyoshi08-22&l=as2&o=9&a=4990346157
をプレゼントされ、これでもいいなら新生児科医になればと
心配されたそうです。稲垣先生はそのときはこの本の舞台が
神奈川こどもだと気づかなかったそうで、この本に出ている
人たちは今、自分が働いている人たちだと昨日気づいたとの
ことです。友人の心配への答えを実際の本の中の舞台で自分の
目で答えを探してもえらたらと伝えた私でした。


虐待の講演会の直前まで毎日日課として続けている
語学勉強と医学勉強をかねた英語教科書輪読会でした。

をあきらめず日々読んでいます。

輪読会リーダーの二井先生、二井先生が横浜を去る日までに
一章読み終えられたらとペースメーカーになってくれています。

そして、よるは
「これって虐待?』
「医療機関で子供虐待を見逃さないために」
「子供虐待の初期対応と医療機関連携」というような
タイトルの院内講演会に参加しました。

毎日、何かの勉強会があるような最近の当院です。
学ぶべきと言われることが多い小児医療なのかもしれません。



講師は児童相談所などで勤務されている
医師や児童相談員の方々でした。

1時間30分に及ぶ夜の講演会でしたが、診療科の枠を超えて、
多くの医師、看護師、様々なコメディカルの医療関係者、
養護学校の先生達が参加していた講演会でした。

小児医療に働くことは治療だけしていればいいわけでもない

などの紹介から始まり、

子供虐待と
呼ばれることなどへの解説が続きました。


「こどもに保護者がやらないといけないことをやっていないこと」
をネグレクトと呼びますが、医療ネグレクトというと
大人の理由でこどもが必要と考えれている医療的ケアを受けられて
いないことをいい、これも子供虐待とされます。

様々な子供虐待の解説があって、
横浜市での児童虐待は
昨年、19年前の8.5倍、929名、1日3.2名が児童相談所に
相談されている今とのことです。昨年は過去最高件数ということでした。
大変、わかりやすく、想いも伝わるご講演でした。

私は外来をやっていると多くの医療関係者に
「これは医療ネグレクトにあたらないのか?」と
尋ねられて迷うこともあります。

私は虐待は特別な過程におこることではなく、
状況次第、生活の状況次第ではどんな家庭でも
誰でも加害者や被害者になりうることではないかと
思えています。これは私の正直な気持ちです。

これは介護疲れの家族内暴力などにも同じことを
感じることがあります。長寿世界一と家族内殺人の
ニュースなどは表裏一体のことかと思えることがあり
上記の救児の人々のインタビューなどでも答えたことです。

医療ケアや通院が多いお子さんのご家族に
来れない日があったからといって<医療ネグレクト>と
いえるのか? その他の虐待ということにももしあったとしても
親御さんと分離する虐待通報などをすることがこどもにとって
本当に幸せなのか?と悩むこともあります。通報すれば本当に
社会が保護者の代わりになりうるのか?こどもを幸せにできるのか?
などと悩みを大きく感じたこともあります。

<虐待はこどもの立場に立って判断、子供にとって有害かどうかで判断。>
という言葉が共感しつつ、子供にとって、その子が生まれ出た環境の
中でよりよいことは何だろうと迷うのが外来で感じることだと思いました。
こういうことを病院だけでなく、児童福祉の人たちと一緒に考えることが
大切なのだと改めて感じた講演会でした。


いづれにせよ、児童相談所の皆様の願いや頑張りがよく伝わり、
「虐待を疑うこと」は子供の保護者の<真のニーズ>を見つけること、
必要な支援につなげるために児童相談所との連携を大切にしていこうという
スライドに大変共感した講演会でした。

質疑応答も多かったのですが、

真っ先に手を挙げて質問していたのは
古瀬先生でした。様々な院内勉強会などに参加して
北海道に戻る日に備えるかのように見識や経験を増やしていこうと
しているのを感じる古瀬先生の質問の答えを聞いている背中に感じました。
仙豆アメをなめながらも1日おつかれさまと感じました。

講演会で話したり、
講演会で話を聞いたりという月曜日の終わりでした。


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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 9

There are no comments yet.
あいな、ゆうなママ  
No title

豊島先生、多忙なスケジュールで本当にお疲れ様です。
虐待について、本当に難しい課題ですね。私は学生の時に約一ヶ月児童養護施設に実習に行き、それを思い出しながらこのお話を読ませていただきました。
何らかの様々な理由で施設で生活する子供たちですが、色々な形で自分の想いなどをぶつけてきてくれました。いずれにせよ、私の反応で気持ちを試されていた気がします!また、こどもの年齢によっての関わり方が難しく思えました。
先生の話されていたように生活の状況等で変化するものということに本当に共感します。虐待は勿論肯定されることではありませんが、こどもと親を取り巻く環境によっては誰にでも起こる可能性があるかと感じてます。
先生が書かれているようにこどもにとって最善の方法を今入院しているこどもたちの親の私達親に進めて下さり、環境作りも進めて下さり、感謝します。

NICUサポートプロジェクト  
No title

あいな、ゆうなママさん、ありがとうございます。<虐待は勿論肯定されることではありませんが、こどもと親を取り巻く環境によっては誰にでも起こる可能性があるかと感じてます。>という言葉に共感いたします。これは<小児医療>にとっても救った命を家族や社会で支えきれるか?という命題につながることであり、社会の中で居場所をなくしてしまうような医療にしてはいけないといつも悩みながらやっています。上記のロハスメディカルの文章はそういう気持ちも込めて答えた文章です。

-  
No title

虐待は親にとっても子供にとっても悲しく辛いことです。虐待に悩む親子が減るようにと願わずにはいられません。
でも、子供を育てていると、他に事とは思えなくて。親も人間、感情的になってしまうことだってありますよね。
つい、子供に対してきつい言葉を発してしまったりするときがあります。
今、言葉の暴力だなぁ。ひどいことしたなぁ。言葉だって虐待になるんだろうか…。など思います。
色々な情報が飛び交って、虐待という言葉や虐待の種類なども知るようになることで、自分も虐待をしているのかもしれないと不安になって追い込まれてしまうようにも感じます。
とりとめもなく書いてしまいました。

NICUサポートプロジェクト  
No title

ろっそさん,メッセージに共感しながら拝見しました。虐待のニュースなどのときの特別な人たちとは思わず,その背景や状況を想像できたらとは思います。介護疲れの家庭内暴力などもそうですが,高度化した医療,救命力の高まった医療だからこそ,御家族が感じる生きづらさなどもみんなで考えながら<社会の中での医療>の役目を考えて行けたらと思います。

あさみ  
No title

先生コメントありがとうございました。お忙しい中お手数をおかけしまして失礼しました。本当はまだまだ本に対して想うことはあったのですが凝縮してコメントさせて頂きました。改めて投稿させて頂きます。
ブログを通して、いつも子どもたち、先生方から元気を頂いております。今後もブログから多くのことを学ばせてください(*^^*)
寒い日が続きますが、ご自愛くださいませ。

あさみ  
No title

医学部学士編入試験の勉強中の者です。いつもブログ拝見させて頂いております。己の無知さに呆れ「救児の人々」を読みました。ブログの中で先生が以前お書きになっていましたが、この本を読んだら新生児科医になりたくなくなるということを実感いたしました。生命科学を学び感じることは「死」は生物として受け入れるべきものだという事です。にも関わらず医療が発達し、死ぬことを避けようと人は尽力する。勉強をすればするほど、なぜ医療が必要なのか分からなくなり違和感を持ちました。本当に新生児科医になりたいのか悩みました。しかし、先生の新生児に対する処置は「暴力ではないかと感じる」という言葉に、違和感を解くヒントがありました。先生方も迷いながら、でも全力で子どもと家族に向き合っている、私も迷いながらで良いのだと考えるようになりました。NICUを見たこともない者が何を語れるのだろうかと悩みます。それでも新生児科医として、人間のスタート地点、その後の成長を見守りたいという想い強く抱くようになりました。先生のもとで働ければ良いなと、早いですが考えております。この想いがただの想いで終わることのないよう頑張ります。

NICUサポートプロジェクト  
No title

あさみさん、メッセージありがとうございました。私の中で、<頑張れ小さき生命達><救児の人々><小さな小さな我が子を看取る>の3冊を読んでもらえたらと感じています。私の中ではどの本でも伝えている内容は基本的は同じですが、それぞれで言葉の意味は変わるのではないだろうか?と思っています。NICUでは救命されるお子さんもいれば、お亡くなりになるお子さん達もいます。そして、救命されるとしても、早産に伴う合併症や生まれつきのご病気がなかったことになるわけでもありません。それはこのブログの上記のインタビュー記事にも書いた気持ちですが、医療と向き合う患者さんご家族の死生観や命への考え方でも新生児医療の是非は異なってくるのかなとは思っています。そういうことを考えながら医療をしてくれる人間、悩みながらもお子さんにとって、よりよいと思える時間の過ごし方を考えていこうという人たちがNICUに集まれるといいかなと思います。今後とも、頑張ってください。素敵なメッセージありがとうございました。

あさみ  
No title

以前コメントさせて頂きました医学部学士編入試験を受験していた者です。私事で大変申し訳ございませんが、昨年医学部進学が決まりました。合格してからというもの、果たしてどんな医師になろうか、その為にはどんなことが今から出来るだろうか、と日々悩んでおります。
叶うかどうか分かりませんが、数年後、先生にご指導頂けるように、一生懸命勉強したいと思います。私事で失礼しました。

NICUサポートプロジェクト  
No title

> あさみさん,初志貫徹,医学部進学決定おめでとうございます。素晴らしいですね。頑張りましたね。医学部に入ることも医師になることも手段であって,医師になってどんなことを目指したいのかが大切になりますね。勉強しながら,自分の進み道を考え続けてください。そして,いつか,見学などにきてくださればと思います。勉強大変と思いますが頑張ってくださいね。また,メッセージお待ちしています。