若手新生児科医の志(川村先生のはじめまして講演)


ゴールデンウィーク明けの新生児集中治療室(NICU)です。
改めて5月のスタートに感じます。


お昼に外来フロアで再会したのはちーちゃんです。


の記事やテレビにぺ・ヨンジュンさんと一緒に登場していた
4ヶ月以上早産だった女の子です。たくさんおしゃべりしてくれて,
質問などに答えてくれて双方向のやりとりを嬉しく感じたちーちゃんとの
再会でした。


夜は今年から始めようと決めた講演会でした。
新メンバーの人に
「今までどう生きてきて,どうして神奈川に研修にきて,
そして,神奈川で何を学んで,そして将来どういう夢をもっているか?
自分は何が得意で,何が課題か?」などをそれぞれに講演してもらおうと
思っています。自分を見つめ直す機会,研修をお互いに支援するきっかけに
なればと考えての企画です。


本日は川村先生にお願いしました。
出られなかった人への情報共有,新生児科医を志す若者の心意気を
多くの人に知って貰う目的,青森で川村先生を見守る皆様への報告などの目的
で掲載させていただきます。


副題で<今の自分を振り返って>という題をつけたことを
素敵に感じる川村先生です。研修の成否は環境だけでは決まらず
自分を見つめ直していけるかも大切と感じるからです。



青森生まれ,青森育ちの川村先生です。2011年12月5日のブログにも
実は登場してくれていた川村先生です。その時にこういう話しを聞いたなあと
想い出した私でした。


次に青森県立中央病院のNICUの紹介です。県内の小さく産まれる赤ちゃんを
集約化して担当している青森県立中央病院です。青森県内の9割の超低出生体重児を
担当していて早産児の診療が多いNICUです。

ちなみに神奈川こどもNICUも年間
同等かそれ以上の早産児の診療をしていると思いますが,神奈川県内の5分の1の
超低出生体重児を診療を担当している状況で,青森県立中央病院がいかに青森全体で
生まれる赤ちゃん達に対する重要な位置を占めているかがわかる気がします。


青森の病院間連携の話しでした。川村先生の母校の弘前大学を
はじめ,他のNICUとの役割分担とそれによる診療の状況をお話しくださいました。

神奈川こどもは早産児とともに,年間140名近い心臓病の赤ちゃんをはじめ
様々な出生前診断のお子さん達の入院があるNICUであります。

これらのこれまでの環境の中での自分の課題を挙げてくれた
川村先生です。

新生児仮死に対する新生児低体温療法の経験は1年で2名程度だったのが
横浜にきて
4月だけでそれを越えて経験することになったと話してくれた川村先生でした。
この部分をチーム医療の中でフォローしつつ,青森のためにも経験や知識を
高めていく研修をみんなで支援できたらと思います。


逆に,神奈川こどもNICUの診療の質改善のために,チーム医療の中で
自分がみんなのために出来る役割も考えてきてねと伝えましたが,
川村先生は青森県立中央病院で取り組んでいる人工呼吸管理のことを
神奈川の質改善のヒントになればと伝えてくれました。様々な人工呼吸器を
導入して,状況によって使い分けている,人工呼吸管理への取り組みの
きめ細かさを感じる青森からの国内留学の先生方です。川村先生にも
青森と神奈川の医療の融合を目指してもらえたらと思います。


リーダーの網塚先生の紹介
これまで青森からきてくださった4名の先生の紹介を含めて,
自分が神奈川にきた動機を話してくれました。

この4名の先生達が神奈川から戻って青森県立中央病院の診療が
どう変わり,どういう効果をもたらしたかは
の本の中にも網塚先生のインタビューを込めて述べられています。
そちらもお読みくだされば幸いですが,今回は現場で神奈川からの
帰還組4名と一緒に現場で診療した川村先生からの話しがきけて
嬉しく感じました。2年近く一緒に働いた池田先生の頑張りを
聞けて嬉しく,また,国内留学が青森の診療の変化にもつながった
という話しは仲間として嬉しく感じます。

「脳室内出血などが激減できた,起きる気がしなくなった」
という言葉は大変嬉しく感じました。

青森の診療をよくしていくために4名と同じように
自分も神奈川こどもNICUで働いてみたいと思ったと
伝えてくれた川村先生でした。


川村先生には目標を短期的,長期的わけて考えてきてねと
伝えていましたが,それを語ってくれました。この1ヶ月の
経験を踏まえて身につけていきたいという目標でした。

短期的な目標だけだとそれを身につけると研修は惰性になって
しまうから長期的なビジョンを必ず持ちましょうと伝えていました。


「青森に帰り,青森をよくしていきたい」という気持ちに溢れる
言葉で心強く感じました。リーダーの網塚先生や池田先生,仲間達との絆も
感じる話しでしたが,興味深かったのは

「新生児医療は他県から誰かを連れてきても,一時的な効果はあっても
継続的な効果にはつながらない可能性がある。青森の医療をよくしていく
ためには他県から人を連れてくるのではなく,青森で青森の人達を
人財育成できるようにするのが大切。そのために自分も自分で診療が
出来るだけでなく,人に伝えられる,教えられる新生児科医になりたい」
という言葉を川村先生が述べたことに真理を感じ,感動していました。

これは神奈川県自身も考えていかないといけない課題でありますが,
人財がこないと嘆くのでなく,人財を未来に向けて育てようという
気持ちをリーダーから若手までがお互いに意識している青森チームの
すばらしさを改めて感じ,見習っていきたいと思えました。


医療現場を問わず。
4月にきた新メンバーは皆,最初は希望に溢れ,そして
モチベーションも高いと思います。でも,ゴールデンウィーク明け
から<5月病>と言われる<とまどい>を感じる人達がいるのも
どの職場でも同じかなと思います。

ゴールデンウィーク明けに1ヶ月の感想も踏まえて,
ルーキーイヤーのこれからをみんなで共有する・考える機会は
大切なのではないかと感じています。


講演の後は集まったメンバーで質疑応答でした。
どちらかというと,青森県立中央病院での診療や働き方,
この1ヶ月の感想などを川村先生に質問して答えてもらうような
時間になりました。

お互いの得意,不得意,願い,夢などを共有し合うことは
チーム医療の質改善につながると信じています。


今年は自称:NICU研修OJT(ON THE JOB TRAINING)リーダー
を目指して,様々な試みの試験台に川村先生と
長澤先生にお願いしている私です。
その取り組みに付き合ってくださり感謝です。


0時過ぎのNICUです。
講演会の後はもう1人の今年の新メンバーの長澤先生と一緒に
NICU当直です。なるべく新メンバーと当直を一緒にさせてもらいたいと
思っているのでこういうゆっくり一緒に考えられる機会はありがたく
感じます。長澤先生と看護師さん達と朝まで一緒に横浜を守りたいと思います。

川村先生への応援メッセージなどを含め,
御意見御感想など皆様,いかがでしょうか?

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Posted byNICUサポートプロジェクト

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